ダメだ、丸一日なんにもデキなかった、最悪だ、沼から脱出できない、どうしよう?

「ダメだ、動けない」という文字と、「男性が倒れている」イラスト 音楽

えっとー、すごく調子悪くて。

朝から、てか、起きたの、昼か、起きて、なんか食べないとー、また低血糖になるから。

と思いつつ、とりあえず砂糖飲んどいて、ああ、食べないと、食べないと、と思いつつ、この「食べる」に関しては、夜9時すぎにやっと実行。

なんで、メシ食えなくなるんだろ?

ものすげえめんどくさくて、ぜんぜん食べなくなるなあ。

顔も洗えないし。

ピアノは、わりとねちっこく、いろいろと。

弾きたくて、そわそわ。

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昨日、モーツァルトの自筆譜を、はじめて見たんだよね。

いまは、かんたんに見られるってのが、ほんと、信じられないよねえ。

みんなよく知っていると思うけど、あのIMSLPで、すぐ検索できるわけで。

モーツァルトの自筆は、こうだったんだって、びっくりしたなあ。

モーツァルトって、ふいに「魔が差す」というか、「妖しくなる」というか。

ものすごくうつくしいんだけど、そのうつくしさが人間離れしているというか。

ピアノ・ソナタ第4番K.282 第1楽章だったら、その「魔が差す」のが、8小節のところで。

モーツァルト:ピアノ・ソナタ K279-284│自筆譜│K282 → 21ページから

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第1楽章 変ホ長調の自筆譜、1-8小節

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第1楽章 変ホ長調の自筆譜、1-8小節

そしたら、ねえ、▲このいちばん右の小節が、その「8小節」だけど。

なんか、あきらかにインクの色が濃くて、うわあ……って思っちゃって。




それまでとはちがう、異次元に迷い込むかのような箇所。

で、ほんとびっくりしたけど、モーツァルトの筆跡まで、そこだけぜんぜん違っている。

ものすごく「特別」っぽい。

いつだったか、その8小節のなかで、先生は「『ラシラレド』でいちど収めて、あらためて『ミファレ』をはじめます」と、お手本演奏を聴かせてくださった。

モーツァルトの肉筆、「ミファレ」がとくに濃いよねえ。うわ。

ええと、たしかシフが、「自筆譜を見るべきだ」って言ってたかな。

ほんと、そうだねえ。

なんて、私が言ったらあちこちに失礼か。

でも、発表会の曲なんだし、いまは、あっという間に見ることができるんだから、ほんと自筆譜よく見よう。




あ、がんばって、シフが書いたの、探したらあった。

▼この本。

「なぜ自筆譜が必要なのか」p.369-379

すいません、読んでもアタマに入らない。

どこを引用したらいいのか、わからない。

でも、訳はわかりやすい。はあ?とかならない。

このぶっとい本、前半は、シフとマーティン・マイヤーの対談で、後半はシフのエッセイ集。

ブレンデルの『対話録「さすらい人」ブレンデル』も、マーティン・マイヤーとだった。

マーティン・マイヤーって、すごいひとなんだねえ。

そういえば、ブレンデルがその対話録で、バッハなら「シフ、フェルナー」と推していたような気が。

読めるようになったら読みたいけど、ピアノ弾くほうが先だな。

で、本も厳選しないといかんなあと、ヒシヒシ思う。

てか、読んで理解するのにすごく時間かかるから、もうほんの数冊しか読めないんで。

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