いちおう練習時間は増えたのだ。
しかしねえ、昨日さらっていて、とくにモーツァルトソナタが、あまりにヘタすぎてゲンナリ。
どうヘタなのか?
なんかどの音もこの音も「しっくりハマッてくれない」のよね。
弾いていて、ちっともきれいじゃなくて、それが気色悪くて、とりあえずちみちみ練習。
モーツァルト、昨日もおとついも2時間やったけど、ぱっとしない。
レッスン日 | 平均練習時間/日 |
---|---|
2021/12/07(火) | 2時間40分 |
2021/12/15(水) | 2時間52分 |
2021/12/21(火) | 2時間27分 |
2021/12/28(火) | 3時間05分 |
ようやく「発表会前らしい」練習時間になったきた。
しかし、内容が伴わない。う~ん。
ハノン
ハノン40番│半音階│長3度で始まる両手の反進行、1-5小節│合格
1回目弾いて、先生から「もう少し微笑んであげてください」と言われる。
薄ら笑いしながら2回目弾いたら、合格。
嬰ハ短調スケール│合格
スケールは、先週から「3周目」。
3周目は「苦手な調を選んで練習」とのことで、先週は嬰ヘ短調、今週は嬰ハ短調。
↑などと、いまブログに書いているが、ほんまは先週も今週も「何調」やってるか、楽譜を見ないとわからない。
いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー
バッハ:フランス組曲第3番 サラバンド│9回目のレッスン
▲さいしょの4小節がむずかしい。
ここしばらく、この4小節だけでも1日50回以上練習している。
にもかかわらず、やっぱり出だしが「慎重すぎてテンポが合っていない」とのこと。
そうしたら、先生がとてもいい方法を教えてくださった。
「発表会で、舞台袖から出るときに、▼ここを歌いながら歩くんですよ」
「そのままの状態で座って、その流れに沿って弾きはじめてください」
ああ、なるほど。
出だしって、「沈黙を破る」のが恐ろしくて、いつも困っていたけど、呼吸(ため息を吐き終わるとちゅうではじめる)に加えて、そういうやりかたもあるんだねえ。
▼9小節│3拍目のトリルを増やすことに。
これまで → ファソ│ラソラソラソファソ│ラー
これから → ファラ│ソラソラソラソラソファソ│ラー
すいません、音符を書けなくて。カタカナで書くとエラいわかりにくい。
しかし、トリルを増やすのは、ここ一ヵ所だけ。
ここは長調なので、少し華やかに。
先生は、ほかの箇所もいろいろ検討してくださったが、「こんなところのトリル増やすと、まるでおばちゃんみたいになりそう」とつぶやかれた。
え? おばちゃんみたいなトリルって?
先生「やっぱり節度を保つのは大切なんです」
あ、う、そっかー、トリルできてます!入れられます!みたいなのは、おばちゃんなのかー。
あと、いちばん最後の音は、もう少し短めに。
こういう「余韻の節度」も、教えてもらわないとわからないもので。
なんでもそうだけど、「やり過ぎ」は押しつけがましいもんだね。
いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第1楽章 変ホ長調│12回目のレッスン
昨日あれだけヘタクソで、そんなの、一晩経っても変わらなくて、いや、ひどい演奏だった。
先生「どうされました? おうちでいろいろ試してみたんですか?」
う……、試したわけでもないし、練習していないわけでもないし。
「今日は安定していませんね。方向がバラバラでまとまりもない。音抜けも多かったですね」
そして、これまで何度も注意されていることだが、「左手が大きすぎる」こと。
「左手は、もっとおだやかに寄り添うように」
ああ、そうだよねえ。
「左手をなんとかしよう」と欲張りすぎているんだ。
そうだそうだ。その「欲」で、いびつになってるんだな。
▼5小節、6小節のトリル、変更。
これまで → ファミファミ│ファミファミ│ファミファミ│レ ミ │レー
これから → ファ~ミ│ファミファミファミファミ│レ ミ │レー
すいません、なんのことかわからんですよね、これじゃ。
▼たまたま見つけたけど、この内田光子さんの試聴の箇所、ちょうどこのトリルのところが聴ける。
Mozart: Piano Sonata No.4 in E flat, K.282 – 1. Adagio│内田光子
こんなふうに弾くの、超むずかしいけど。
なんか私がトリルがんばると、それこそ「おばちゃんトリル」になりそうで。
▼15小節│最後の4音、つぎの変化を示唆するように、ため息をつくような感じで。
私は、どうも左手でいらんことしようとしてるなと気づいたので、あらためてお尋ねしてみた。
▼【質問】4小節・5小節、左手fの部分、1音目を大きくしたほうがいいですか?
先生は少し弾いてくださって、即「いらないです」とのこと。
ああそうなんだ。
そういう小細工たくらんでごちゃごちゃやるから、いけなかったんだ。
いま使っている楽譜 モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版
ツェルニー40番の23番│1回目のレッスン
「ラミレミシド」 → 「ミレミ」のあたり少し明るめに。
左手「ラードーファーーシーレーミーー」は、一息に歌う。
そのためには、とちゅうで左手を脱力しないように。
▼35-36小節│左手、タンタンタンと刻むのではなく、一音目に重みを乗せ、下降していくのを感じられるように。
▼ええと、私は右手「ラミレミシド」を「1-5-4-5-2-3」では弾けない。
そうではなく「1-5-3-5-1-3」という指使いにしている。
かなり指が短いようで、黒鍵に届かない指がずいぶんある。
全面的に指使いを変えるのがタイヘンだったものの、まあ変えたら弾けなくはない曲。
いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー
今日のレッスンを振り返って
モーツァルト、基礎工事からやり直そうと思う。
片手練習みっちりして、右手の歌わせかたを見直し、左手を「伴奏」に徹しさせる。
それ、本気でちゃんとやってみよう。
なんかレッスン行くたびに、大事件が発生して、どんどんおもしろくなるのであった。
う~ん、延べ600山を凌駕するおもしろさだっ!