張り切ってますよ、いちおう。
とくにバッハ。
前のめりになって、毎日「祭り」を開催してたから。
なんかもう、これからは、何週間もおんなじ曲をちんたらやるの、ヤメじゃと思って。
2週間で → ご指摘をばっちりなおして、こっそりマダラ暗譜
3週間で → 暗譜で弾いて合格
って、「絵に描いたモチ」みたいな目標ですな。
いや、↑こんなのダメって、あとでよくわかったけど。
レッスン日 | 平均練習時間/日 |
---|---|
2022/1/04(火) | 2時間45分 |
2022/1/11(火) | 3時間09分 |
2022/1/25(火) | 3時間05分 |
2022/2/1(火) | 3時間05分 |
練習時間は、たまたま先週とまったくおんなじ。
まちがいじゃない。見直したら合ってる。
まあ、このところようやく3時間確保できるようになった。
このぐらい練習できると「ごくわずかマシ」になる。
ハノン
ハノン22番│2回目のレッスン
発表会も終わったことだし、ハノンは、あらためて「いい音色作り」に取り組むことに。
まずは「笑顔」で弾いてみる。さらに「目を見張って」弾いてみる。
以前より「笑いながら弾いてください」とよく言われていたけど、いや、なかなかできなくて。
う~ん、なんか抵抗があるんだよね。
でも、あえてそこを突破しないと、「楽しい音」は出てこない。
う~ん、う~ん、「笑いながら弾きにくい自分」をイスに置いて、対話してみようかな?
心理の「エンプティチェア」というやりかたね。ほんと、やってみよう。
「音で演じる」って、すごくやりたいことなのに、どうも「許可」が下りていない感じ。
▼キット・アームストロング│この飛びっきりの笑顔をお手本にしよう。
ヘ短調スケール│合格
「苦手な調を選んで練習」シリーズ、その6。
嬰ヘ短調、嬰ハ短調、嬰ト短調、変ホ短調、変ロ短調のつぎとして、今週はヘ短調。
1度目は左手が角ばっていた。
2回目弾きなおして合格。
いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー
バッハ:フランス組曲第4番 エール│合格(1回レッスン後)
いやいや、ウチで弾いているような具合にはほど遠く、ヨタヨタ、ギクシャク、ミスタッチどっさり。
まずは、音の「下行」「上行」をもっと繊細に表現すること。
「上行」には、楽しみが増す、あこがれが増すかのように。
▼9-12小節│音が下がっていくのを弾き分けて、最後ドで解決。
ひととおりご指導いただいたあと、先生「もう1週やりたいですか?」とおっしゃる。
え?と無言になってしまった私。
とっさに思ったのは、ココでコレがもう1週伸びると「最後のなにかが、1週短くなる」ということだ。
その「最後」って、つまり「ピアノのレッスンの最後」ね。
5年先か10年先かわからんけど、いつかは「最後のレッスン」が訪れる。
そのとき、なにかの曲が1週分短くなるよね、それ、ヤだなあと思った。
これだけババアになると、免許返納から逆算するとか、いちいち「最後」を意識するわけだ。
沈黙している私に、先生は「いま指示したことをぜんぶなおして、もういちど通してください」
なんとか、ヨレヨレながらもひととおり弾いてみる。
先生「バッハのブランデンブルク協奏曲をご存じですか? あるいはヘンデルの合奏協奏曲」
私が「ヘンデルは知りません」と答えると、先生は「では、合奏協奏曲がいいでしょう。この曲とおなじようなタイプの曲がたくさんありますよ」と言われる。
そして、このエールは「まあ、いいです」と合格にしてくださった。
うわっ!
いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第3楽章│2回目のレッスン
一度弾いてみると、先生「落ち着きがないですね」とのこと。
「基本のテンポが定まっていなくて、走ったり、ゆっくりになったり、またあわてたりですね。
といっても、メトロノームに合わせるわけじゃありません。
もっと曲全体を幅広くとらえてみてください」
▼先生が「16-19小節」と「20-23小節」をくっきり対比させるように演奏してくれた。
このとき、ものすごくパッとわかって、あ、そうか、そういう物語か!って。
ほんとふしぎなんだけど、二次元が三次元に変化したぐらい、ガッと立体的に立ち上がったみたいで、急に見通しがよくなった。
そしたら、この曲の魅力も一気にわかってきた。
やっぱり、パッ、パッとわかりやすく切り替わったり、小気味よくコロコロ変化するのが、楽しい曲なんだよね。
でも、その変化は「お見通し」で、いちいちそれに振り回されず、みんなで楽しく同じ方向に向かっているのかな。
なるほど、なるほど。すごくよくわかった。
先生「ロマンティックさは、こっそり秘めておきます」
▼35-39小節│右手はなにもせずそのまま軽く、左手はトントンと軽く締める。
▼59小節│最後の休符は、歌うにしても、長くなりすぎないように。
いま使っている楽譜 モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版
ツェルニー40番の24番│合格(1回レッスン後)
テンポも上げられないし、音もじゅうぶん出せないが、いちおう合格にしていただく。
なかなかね、手の事情を考えると、ほんとせいいっぱいでこのぐらい。
ウチで練習するとき、ずっと「p~pp」で弾いている。
でないと、たちまち痛くなるので。
これが、今後改善されるかどうかわからないが、ツェルニー40番で「かろうじて弾けそうな曲」がそろそろなくなる。
先生は、ツェルニー40番ていどで、べつの練習曲を考えてくださるとのこと。
いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー
今日のレッスンを振り返って
今日は、レッスンのあと、ほんの少し雑談してくださった。
先生はたいへんお忙しいのでこういうことは、年に1度あるかないか。
年代によって、演奏がどう変わるか、といったお話とかうかがう。
私については、先生「おもしろいし、興味深いです」とのこと。
というのも、44年ブランクで、ピアノを再開というのがあまりにもレアだから。
う~ん、先生がおもしろいと感じてくださるのは、ほっとするけど、いやそれ、あと何年もつやら。
ほんと「期間限定ポイント」なんですが、私。
いま、なんとか「微増」しているようなモノも、どうなるのやら。
ただ、私自身「人体実験」やってるおもしろさがあって、それで、先生も「おもしろい」と思われるのなら、まあ、しばらく実験は継続しようかな。
そうであっても、「とりあえず弾けるようにする」というのは、大まちがいだ。
「うつくしさ」や「心地よさ」がまず前提。
そこらへんのカン違いを、今日のレッスンであらためてよくわかった。ほんと。
めざしどころは「ハッとするようなうつくしさ」。
高望みするなら、それ。