母の足親指の「巻き爪化膿」問題ですがね。
毎日私が、風呂場で足全体も含めて、よく洗い、塗り薬を塗っている。
ウチでやることといえば、たったこれだけなんだけど、あのさ、準備から後片付けまで45分もかかるんすよ。
と、いきなり文句を垂れてみる。
まず、風呂場では、浴室介護イスをセッティングするけど、私の手が痛いので、工夫して持ち上げて、マット類の取付に時間がかかる。
それから、洗面所まわりに滑り止め付きマットを敷き詰める。
で、母のズボンをたくし上げたり、靴下を脱がせたり、移動するためのキャスター付きイスを用意。
いっちゃん時間がかかるのが、洗面所の段差乗り越えと風呂場段差の乗り越え。
とまあ、浴室介護イスに座ってもらうまでにも、長々と要する。
こういうことは、じっさいに介護してみるまで、いやあ、予測もつかなかったね。
でも、足をシャワーで洗っているときは、母も私も楽しい。
母はもう、自分ひとりでお風呂に入れなくなって数年はたったかな。
サ高住でも、居宅になってからでも、ずーっとヘルパーさんに身体を洗ってもらっている。
上半身は、たぶん洗いやすいだろうけど、足元はねえ、介助するヒトもやりにくいよね。
そしたら、母の足の指のあいだとか、その周辺なんて垢が厚ぼったくこびりついていてねえ。
キレイ好きの母なのに、ま、かわいそうだなと思って、丹念にこすってみたりする。
さて、苦労して毎日洗ってはクスリを塗っているにもかかわらず、巻き爪の痛みは治らない!
ジクジクはしていないが、巻き爪横の皮膚からはやや出血しているし、爪の色も黒ずんできた。
そこで、今日もういちど、皮膚科クリニックへ行ってみた。
開院30分前に行って並んだのに、番号札は2番、くそう!
だけど、今日は土曜日のせいか、続々と患者さんが押しかけてきて、駐車場から母を連れてきたら、待合い室は満席で立って待っているヒトもいる。
なのに、若い女性がすぐに、母のために席を譲ってくれたよ。助かるねえ。
さて、診察。
先生「じゃあ、陥入爪の治療をしましょう」ということで、巻き爪の下に、なにやら細い器具を差し込んでゴシゴシしたり、プシューッと吹きかけたり。
母ちゃん「痛い、痛い!」と叫ぶので、看護師さん「机のとこ、しっかり握ってください」と言い、私は母の背中をナデナデする。
で、キレイになったあとは、細いアルコール綿をピンセットで挿入。
先生「おウチでやるときは、つまようじの後ろで押し込んでください」
そして、食い込んでいる皮膚を、巻き爪から離すために、テーピングテープを巻いてくれた。
これまた、ウチでは私がやらんといけないので、やり方をよく見ておく。
痛い処置になってしまったが、やっぱり今日も通院してよかったみたい。
会計が終わって、やれやれということで、クルマのなかでは、また五木ひろしを聞きながら、コンビニに向かった。
母ちゃん、食欲がもひとつなので、ウンウン考えても食べたいモノが出てこない。
しゃーないんで、私が店内に入って、母が好きそうなものを撮影し、それを見せてなにを買うかさんざん悩む。
ようやく決まって、買ってきて、さあ、ウチに帰ろうとなったとき、やっと思い出した。
ひゃあ、薬局行くの、忘れてた!
今日は飲み薬も処方されていて、クリニックのすぐ近所にある薬局に寄らないといけなかったのにぃ!
またまたクリニックの方角へクルマを走らせて、あーあ、今日は薬局も混んでいて、だいぶん待たされた。
クリニックを出たあとだったら、薬局もすぐ終わっただろうに、ふう。
ようやくウチに帰ったら、母ちゃん、痛みと疲れでグッタリ。
タイヘンだったけど、もう一週間ほど様子を見てみよう。