「母がわがままに見える原因」を作ったのは、じつは私だった

日々のあれこれ

母が、食欲不振で食べられないのを、内科のお医者さんに、

「それは甘えや。わがままや」と言われたことは、いろいろ考えさせられた。

母のこと、全般を見てみたら、まあ、たしかにそういう面は、一部あるかもしれない。

じつは、「わがまま」というコトバに、私自身はかなりイヤな印象を持っている。

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私が子どものころ、母から「あんたはわがままだ」とよく叱られたからだ。

「わがまま」と言われないためには、母が望む行動にしたがわなければいけない。

なので、私にとって「わがまま」の定義は、

「母の意向を無視して、自分のやりたいことを押し通す」ということだ。

まあ、叱られたくないから、極力そんなことはしないよね。

で、自分のやりたいことはガマンするわけ。

そうすると、不満が溜まる。おもしろくない。




あげくに、母のことを逆恨みする。

しかし、「母の子ども時代」を思い返すと、それこそ「『わがまま』と思われないように、自分を完全に押し殺してきた子ども」だったのだ。

母の実母は、母が6歳のときに家出してしまい、その後継母に育てられてきたからね。

そりゃまあ、母自身は、その後の人生も「『わがまま』と思われないよう、細心の注意を払って生きてきた」はず。

だのに、はじめて診察を受けたお医者さんに、

「わがままや」と面と向かって、ズバァッと言われちまって、あーあ。

あくまで、私の稚拙な推測だが、経験豊富なお医者さんであるからして、「なんとか食べないといけない」という気もちのない患者に対して、どうやらカツを入れるおつもりだったかも。

さて、そのクリニックからの帰り、夜道を走る車中で、母は無言だった。

私も、このところ基本的に、自分からあれこれ母に話しかけることは控えている。

ウチに戻ってから、母はしんどそうにゼリー飲料をひとつ飲んでいた。

私には、ややぶっきらぼうに用事を頼んでいた。




翌日も、母の食欲は戻らず、一日の食事量は、ゼリー飲料1個とバナナ1本のみ。

私「もし私が『もっと食べたほうがいい』って言ったら、どんな気もちになる?」

「……いまは、しんどいかな」と、母はちょっと口元をゆるめて笑った。

「じゃあ、とくに言わないよ。

食べたいものを、食べられるだけ食べたらいいからね」

夜になって、母はポツリと、

「こんどのお医者さん、私には合わないみたい。

なんかおおざっぱなヒトで……」と言った。

「そうなんだ。

じゃあ、つぎからは、べつのクリニックにしようか?」

ウチのすぐ近くに、往診もしてくれる内科があったので、私にはそこがよさそうに思えた。




「うん、そこにしてみるわ」と母もうなずいた。

意外なことに、「おおざっぱ医師」に対する不平不満は、噴出してこなかった。

うわ、もしかして、母の不満発言を誘発していたのは、じつは私だったかも?!

ここしばらく、私は自分から母に対して、ぐしゃぐしゃ口うるさく言うのを、ぴったり止めた。

そうしたらねえ、母も、以前のようにグズグズダラダラ、だれかやなにかに対する不満を言わなくなったのだ。

だから、非常に平和である。

いや、もちろん母の食欲不振という問題はある。

でも、ソレはソレ、コレはコレ。

具合が悪いからといって、母も私もグチャグチャにはなっていない。

うわあ、私が「地雷原」だったんだなあ。

そして、母の、一見わがままとカン違いされる言動は、私が触発したモノだった。

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