いまの病院で「胃ろう造設」がデキない理由│主治医のケッタイな説明│その7

日々のあれこれ

主治医先生「はい。で、えっとー、ま、あ、本人さんがそこまで、そのう、自分の口で食べれなくても、

生きたいっていう意思を言われてるっていうことであれば、

ま、あのう、鼻からの管を入れて、

そのうえで栄養管理っていうのをはじめていくっていうのを、していきましょか」

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私「そうですか、ありがとうございます」

先生「でーはー、明日管入れて……えー、ま、あのう、また栄養科とも相談しますけども、

ま、1日あたり1000kcal弱ぐらいのカロリーを、

摂るっていう、ま、いままでと比べたら、だいぶ多くなるんですけど」

「胃に直接、胃管で投与して、というのにもってくのに、だいたい一週間ぐらい、慣らし運転からはじめます」

「はい」

「1日1回栄養やってみて、え、徐々にそれを上げていくっていう流れになるので」

「はい」




先生「え、まあ、あのう、そういうカタチで、ちょっとこっちでプログラミングしていきますのでね」

私「あ、はい、申し訳ございません」

「で、まあ、えっと、それで経過しばらく見て、もうでも、そうなると食事には戻……、

基本的に食事を止めて、胃管栄養ってカタチになるので、注入食っていうものですけど

「はい」

「ま、もう、それだけで生きるっていうカタチになりますので」

「はい」

「ま、もう、それはいたしかたないってお考えっていうことで」

「そうですね」

「はい、わかりました」

「それは、まあ、母の意思ですね」

「うん、わかりました。じゃあ、それで進めていきます」




私「で、あの、申し訳ございません、ひとつ、よろしいですか?」

先生「はい」

「経鼻胃管、経鼻の栄養については、えー、まあ、やったこともないんですけど、母は。

勝手に、あのう……つらいんじゃないかと、勝手に母は思っているんですが……そのときに胃ろうにして、いただけるかどうかっていうのは……」

「胃ろうは、ここで処置できないんで」

「ああ、そうなんですね」

「それであれば、ほかの病院になってしまうんです」

「あー、そうなんですね。ここではできないんですね」

「そうですね、う~ん……」

「じゃあ、こちらでは経鼻しかできないんですね?」

「はい、そうです」

「あー、そうなんですね」




先生「そうなんですよ。消化器内科医が、いまちょっといないので」

私「はあ」

「そうですね、う~ん」

「あ、そうですか。では、アレですね……、もし経鼻胃管でつらいようなら、

病院をやっぱり代わるということを、考えないといけないんですね?」

「そうですね、はい」

「はあ……」

「まあ、ただやっぱり、生きるということは、しんどいですよ。

そんな、あのう、苦しみなしに、そのう、ごはん食べれないけど生きたいって、

そりゃあ、むつかしいですね」

「ま、そこは、どう母の気もちが変わっていくかということかな、と思っています

「そうですね」

「これも、申し訳ないんですけど、私が、まあ、母に……、

母の気もちをコントロールするわけにいかないんでねえ




先生「……そうやね。だからもし、ほんとに胃ろう希望なんだったら、まあ、あのう、早めにつぎの病院探したほうがいいと思います。

消化器で、消化器内科があって、胃ろうの処置をできる病院を、探していただいたほうが近道かもしれん」

私「あー、そうですか」

「う~ん……」

「ということは、こちらで経鼻胃管試さずに、ということですか?」

「いやあ……あんまりそんなケースないので」

「あー、そうなんですね」

「う~ん」

「ふうん」

先生「う~ん、……う~ん、……う~ん……。

まあ、ちょっといま話せるのは、それぐらいまでですかね。

まあ、あの胃管を入れるところを、ま、はじめていくって感じですかね、こちらで」

私「その時期っていうのは……」

「明日……入れたらいいと思いますけどね。今日はちょっと夕方なので、明日胃管入れて……う~ん」

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