2週間ぶりの面会│ほんとは年末までだった命を「延命」したら、こうなってた90歳

日々のあれこれ

今日は、ようやく面会日。

まだまだ面会制限がきびしく、2週間に一度、10分だけの面会だ。

お花屋さんに寄って、昨日頼んでおいたアレンジメントを購入。

お正月用のしつらえで。

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「お見舞い用」と頼んでいたのだが、獅子舞は、病や邪気を祓うそうで、なんと気の利くお花屋さん。

さて、面会。

母は、以前とちがって、大部屋に移動していた。

ひと目見たとき、うわ……やつれたなあ、という印象。

夏頃、元気にモリモリ食べて、はしゃいでいたときと比べると、ほんと面変わりしてしまった。

けれども、私の手を、ギュッと握りしめる力は、かなり強い。

痛えっ! 痛っ! たたっ!

ギュウギュウ握りながら、なんやかんやしゃべってるけど、あのー、ピアノに差し障りそー。

どうも、ココの病院がイヤで、ヨソに行きたいというが、

まあ、そりゃそうだ、こんな病院、即刻出ていきたいよな。




でもなあ、胃ろう造設予定のA病院は、大きな病院だから、そのまま入院は不可。

日帰り外来で、チャチャーッと造ってもろたら、さっさと帰らんといかん。

だからといって、この状況で、まったくヨソの病院も受け入れてくれない。

いろいろ話しているうちに、なんか、ますます目が輝いてくるし、話もしっかり、いやあ、放っといたら1時間以上はしゃべってそうだ。

で、心配していた鼻チューブなのだが、

「うん、イヤよ、ずっと気になる」というだけで、私が案じていたほどではない。

手紙の内容も、とてもよく覚えているし、先のことも心配しているし、

まあ、とても終末期とは思えない張りのある様子。

これでさあ、すでに鼻チューブ(経鼻胃管)だから、もうりっぱに「延命治療」なんだが、

ほんまか、コレ?

本人は、まだまだ生きる気満々で、A病院で胃ろう造設するのも、バッチリOK。

それに、ちょっとびっくりしたのは、主治医先生が、ときどき回診してくれているらしい。

あ、そうなんだ。

それはよかったねえ。




S山先生様っ! あざーすっ!!

オカしい母娘を、それなりに理解していただき、感謝申し上げますっ!

なんか、いろいろ話が尽きなくて、はっはっは、30分が過ぎちゃった。

あわてて、病室を出た。

まあね、振り返ってみると、う~ん、「なにもする気がしない」「ずっとしんどい」とは言っていた。

あと、鼻チューブ栄養も、定量は多すぎて、とちゅうで止めているらしい。

うん、ネット上でも「90代の必要カロリーはデータなし」とかあったし、いいんじゃない?

そうだなあ、やたらアタマはイケるのに、身体がついていけないっつーか。

しかし、延命治療してもらって、正解だと思うよ。

だって、さいしょの処置どおり、末梢点滴だけだったら、今年でおしまいだったからね。

新年早々、あたしゃ葬式やらなきゃいけなかったんだよ。

延命として、鼻チューブやって、そいで、あんだけしゃべっていられたら、

いやいや、それでスゴくよかったと思うけど。

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