訪問リハビリで理学療法士さんが、母に教えてくれた「寝てやれる体操3つ」。
これを朝起きるまえ、それと日中に数回やりましょうとのこと。
せっかく教わったんで、私も朝、身体を起こす前にやってみて2日目。
けっこうしんどいわ!
「なにがしんどいか?」というと、やりはじめるまえの「めんどくささとの戦い」がしんどい。
目覚ましで起きたあと、むっちゃ眠くて、その状態で体操すること自体、おっそろしくメンドーなのだ。
で、つくづく思ったけど、べつに90歳でなくても、「起きてすぐの体操」なんて、よっぽどか意志が強くないとタイヘンだわさ。
ただ、さいしょの体操である「足首パタパタ10回」をやってしまえば、あとふたつもつづけてデキる。
がんばって習慣にすればいいわけだ。
「習慣化するためには、最低でも3週間は必要」らしいってなことが、↓くわしくわかっておもしろかった。
「寝てやれる体操3つ」ぐらいなら、たぶん3週間でイケるかも。
しかし、この体操を私が自分でもやろうと思うのには、ふたつ理由がある。
ひとつ、自分の運動不足があまりにもヒドいから。
母と同居する以前、ひとり暮らしだったころは、毎日午前中はスポーツジムに通っていた。
24時間利用できるジムで、当時は地方に住んでおり、月会費も都会よりうんと安い。
で、地方だから自宅はプロパンガス。けど、ジムでシャワーを浴びていたら、プロパンガス代が格安になった。
いいこと尽くめなので、せっせとジムに行っていたが、引っ越して介護に専念しているので、いまはデキない。
ただ、ジムといってもウォーキングマシンばかりやっていた。
コレって、べつに自宅で、踏み台昇降でじゅうぶん代用できるとわかった。
ジムの難点は、BGMがうるさすぎること。
好みに合わない音楽をずーっと聞かされるのが、かなりしんどい。
だから、ウチんなかでスキマ時間に、ユーチューブとか見ながら踏み台昇降が、ずっといいと判明。
そして、ちょっとでも運動量を増やしたいので、「寝てやれる体操3つ」も追加投入。
あともうひとつの理由は、理学療法士のY先生が毎週来られるから。
私はそもそも運動系が好きなので、Y先生のお話が興味深い。
先日も、Y先生いわく、
「1ヵ月動かないと、取り戻すのにその3倍、つまり3ヵ月かかるんです」
じゃあ、母は3ヵ月入院してほぼ動かなかったから、いまから9ヵ月ですな。
てか、その「取り戻すのに3倍法則」って、むかしよく聞いたよな。
そう、「1日練習しないと3日分ヘタになる」って、ピアノでよーく言われたよ。
検索してたら、バレエとかダンサーもおんなじみたい。
以前、職業訓練でいっしょだった芸術高校出身のヒトは「デッサンは毎日8時間がふつう」と言っていた。
なんなんでしょ、こういう方々は?
私が見聞きする範囲では「カラダ使う系は、基本毎日やるのが当たり前」って感じ。
毎日じゃなくてもデキるヒトはいるけど、かなり少数みたい。
で、リハビリも「毎日系」だから、地味~に毎日、親子でがんばるしかない。
非常にありがたいことに、
母ちゃん「寝てやれる体操、ふたつなら、やる」と言っている。
ふたつやるなら、みっつもいっしょだろっ?! ケチ臭えっ!と思ったが、足系リハビリふたつをやってくれるそうなので「エラい、エラい!」と称賛している。