サ高住のサービスと在宅介護サービス│どうしてこんなに差があるのか?

日々のあれこれ

母は、去年6月まではサ高住に入所していた。

そこのサ高住には3年間入っていた。

去年7月からは、私と賃貸マンションで同居。

私も介護制度について不勉強で、いまだに知らないことばかりだが、どういう介護サービスを受けるか?は、すべてケアマネさんが取りまとめてくださる。

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だから「ケアマネジャー」という役職名なんだね。

そのケアマネさんによって、訪問診療とか訪問看護とか訪問入浴介護とか、やめちゃったけど訪問リハビリも受けられるよう手配してもらえた。

そういう「訪問ナントカ」の方々は、みなさん全員、たいへん行き届いた介護サービスを提供してくださる。

内容が充実しているのはもちろん、母に対する接しかたも、笑顔でていねいで、説明もしてくれるし、母の要望を尋ねてもくれる。




これは、私に対してもおなじで、ちょっと質問しても、わかりやすくきちんと答えてくださる。

結局、7月以降、こういった在宅介護サービスを利用していて、なにか不満に思ったことは、母も私もいちどもない。

ところが、だ。

よくよく考えたら、サ高住に入所していたときも、ケアマネさんはおられたし、きっとケアプランも毎月作成していたはずだ。

このケアマネさんと、私は2回ほど電話で話したことがあるが、あるとき、母経由で「娘さんから施設に対しては、これからは電話しないで欲しい」と依頼があった。

それで、退所に関するやりとりも、ぜんぶ母を介して、質問→回答→質問→回答……、とめんどくさいことになってしまった。

まあ、私は疑問があれば、すぐに質問するタチなんで、それこそ私自身が「めんどくさいヤツ」と思われて、施設からブロックされたんだろう。




施設の対応は、自由に決めたらいいので、電話はそれでもかまわない。

ただ、まだ入所しているときから、母は私に電話で、施設スタッフに対する不満をおもくそ訴えていた。

いちばん辛そうにしていたのは、母のささいな望みも受け入れてもらえないことだ。

たとえば、母は日光が嫌いで、日中はカーテンを閉めていたい。

ところが、ヘルパーさんが入ってくると、「暗くてうっとうしい」と言ってカーテンを全開する。

母が「閉めておいてほしい」と頼んでも、まったく聞き入れてもらえない。

たかだかカーテンに過ぎないが、ほかにも夕方部屋の電気の明るさや、食事の量、デイサービスで歌う声の大きさまで、いちいち施設側の基準に合わせないといけない。

あと、コールボタンを押してもなかなか来てもらえない。応答していても、とちゅうで切られてしまう、等々。

それに、タメ口や無視も多くて、そういうのにも母はストレスを感じていた。




まあ、在宅になって「訪問ナントカ」だったら、タメ口も無視も皆無になったけどね。

これ、いったいどうして、施設だとこんなことになるんだろうか?

その理由のひとつは、たぶんね、「家族がそばに付いているかどうか」のちがいじゃないかな。

カーテン問題にしても、たとえば、私が「母は日中閉めておくのが好みです」とひと言添えれば、ヘルパーさんはきっとその通りにしてくれそう。

ヘルパーさん自身も、「なんでいつも閉めているんだ?」と毎日イライラしないで済むはずだ。

ふう。

たまたまかもしれないが、母は、あのサ高住を退所して正解だった。母には合わないよ。

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