「寝たきりライフ」は足がこないなります

日々のあれこれ

昨日、お試し車椅子を持ってきてもらった。

さいわい母も試してみる気になってくれたので、その車椅子でトイレへ向かっている。

母にしたら、見た目がゴツ苦しい車椅子は、あんまり視界に入れたくないようだ。

でもさ、介助する私にとっては、ものすんごく押しやすいし動かしやすいし、部屋と廊下の小さい段差もまるで平面のように乗り越えられるし、めっちゃラクチン。

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まあ、乗っている母には、そんなの、ぜんぜん関係ないんだが。

もちろん安全面もバッチリ。

当たり前だが、左右に倒れないようにひじ掛けもある。

そして、車輪のストッパーも万全だ。

比べるのも大まちがいだが、ふつうのイスにちゃちいキャスターが付いているヤツなんか、そりゃ介護用に使えるモンじゃない。




で、このまま順調に車椅子に慣れてもらえれば、ヤレヤレなんだけど、こんどは別問題が発生した。

ベッドからトイレ前までの移動は、車椅子でやれていたものの、トイレに入ってから紙パンツの上げ下げが危うくなってきたのだ。

いつもは、というか、ほんの数日まえまでは「パジャマズボン+ズボン下+紙パンツ」の3点セットだった。

母がトイレ内の手すりに両手でつかまり、かろうじて立っているあいだに、この3点セットを私が上げ下げしていたのだ。

ところが、どんどん足が衰えてきたので、持ちこたえられない。

しかたなく、ベッドで「パジャマズボン+ズボン下」を脱がせて、紙パンツのみでトイレに行くことに変更。

けれども、昨日の夜から、紙パンツを上げるときに、立っていられなくなり、便器へ斜めに崩れ落ちてしまった。




私が支えていたので、それほど打ち身にならなかったが。

ついに「4~5秒立っている」ことすら、不可能になりつつある。

まあ、そりゃね、リハビリもやめちゃったし、一日の大半寝たきりだから、順当な経過だろうけど。

それで、とりあえず場当たり的対応として、スッポンポンでトイレに行くことにした。

もうベッドで、紙パンツも含めて脱いでもらい、車椅子マットにタオルを敷いて、そこに母を乗っけてトイレへ運ぶ。

いまのところ、「車椅子と便器の移動」は、なんとか持ちこたえている。

さぁて、コレがデキるのが、果たして何ヵ月?何週間? いや何日間だろうか?

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