ゴミ屋敷にお住まいの女性、もうひとつ気になることがあった。
それは「謎の家」の住人のことを、かなり口汚くののしっていたのだ。
血相変えて、目を吊り上げて、声を荒げてまくし立てていた。
▼最新版│ご近所の配置
「謎の家」は、私が外から見たかぎりでは、まあまあの汚さで、玄関周りにいろんなモノが散乱している程度。
ま、お隣が失礼ながら、りっぱなゴミ屋敷だから、すんごくマシに見えるんかいのう。
けど、「ふつうの住宅街」にこの「謎の家」があったら、やっぱり「異様」に見えるレベル。
で、どうやら「謎の家」には「ヘンな男」がひとりで住んでいるらしい。
なんだけど、女性があまりにも怒り狂っていて、いったいどうヘンなのか、ほとんど聞き取れない。
かろうじて「女癖が悪い」「女を連れ込む」「怒鳴る」「モノを壊す」「ケンカ売る」といったコトバをとらえられた。
たぶん、「ゴミ屋敷親子」と「謎男」は、非常に仲が悪いと推測される。
さて、ココに引っ越してきてから三日後。
外からとんでもない大声が聞こえて、ギョッとした。
ちなみに、すき間だらけの家なので、窓を閉めていても外の音は筒抜けだ。
大声、というかとてつもない罵声が、あたりに響き渡っている。
すると、それに応じて、こんどは声色のちがう罵声が聞こえた。
それを皮切りに、ふたりの人物ががなりあっており、つまりケンカでございます。
私はすぐさま、台所の窓を1cmほどそうっと開けて、外の様子をうかがった。
なにを怒鳴っているんだか、さっぱりわからんほど、ものすごい勢いで争っている。
「ええかげんにせえ、どあほ」とか「おんどれ、しばくぞ」とか、そういうたぐいだと思うが、もう聞き取れない。
ああ、こりゃあきっと、あの息子さんと謎男がやり合っているんだろうな。
じきに、モノがぶつかる音が立て続けに聞こえる。
ああ、ああ、派手にやっとりますのう。
けれども、まあ、5分もしないうちに収まった。
う~ん、こういうのがしょっちゅうかな?
事前にあの女性から聞いていたから、なるほど、事情がわかって助かったよ。
とはいえ、こういう環境で、私が「ピアノという騒音」をまき散らすと、いったいどうなるんだろう?
「アイキャッチ画像(一番上にある画像のことね)」は、もうずっとAI(Bing)に作らせているけど、ウマいよねえ!
今日の画像もウナりたくなるほど、秀逸だよね~
ちょちょっと指示したら、すぐに4枚作成してくれる。
そのうちから1枚選ぶだけ!