急に寒くなってきたので、母の寒さ対策に追われている。
母は服やバッグが大好き。
むかしから非常にたくさん持っていて、それを収納するために、チェスト類の数も多い。
けれども、服の大半は外出着だ。
ヒラヒラとかキラキラとか、見た目はキレイだが、着心地はあまりよくない。
そりゃ、外出着だからしかたないか。
いわゆる「部屋着や普段着」が、とても少なく、寒くなってきたときに着る服がほとんどない。
私は、自分の服は、無印良品がほとんどで、一部ユニクロ。
母が寒がるので、とりあえず無印の起毛フランネルシャツ(6年使用中)を着てもらった。
「すごくあったかいし、着やすい」と驚く母。
まあ、母のような年代のヒトは、無印良品なんかで服買わないもんね。
母が持っている大量の服と、自分の服をくらべると、ふうん、なるほど、無印やユニクロって、すごく「機能的な服」なんだな、とあらためて感心する。
冬はあたたかく、夏は涼しく、かつ着心地よく、洗濯しやすい。
しかし、デザインはやっぱり母の好みじゃないなあ。
無印で、ヒラヒラキラキラを期待するほうがムリだけど。
せっかく着心地よくあたたかいのだが、無印を着ている母は、ちょっと不似合いでかわいそうだった。
さて、靴下のたぐいも、母は冬用のを持っていなかった。
以前は暑がりだったので、厚めの靴下を買ったことがないらしい。
夏用靴下はたくさんあるが、どれも口ゴムがきつく、足がむくんでいる母は、口ゴムが食いこんで痛々しい。
なので、冬用靴下で口ゴムゆるゆるのヤツを、これも私の分を提供する。
そして、暖房器具。
母は節約のため、冬場はエアコン暖房をできるだけ付けない。
けれども、いまのマンションで、母の部屋は北向き。
「北向きの部屋がいい」と希望したのは母で、そういう間取りのマンションを選んだ。
サ高住では、西向きの部屋で、西日が暑くてかなわなかったからだ。
過去、母は、東・南・西の部屋に住んだことがあるが、どこも夏は暑くて困った。
なので、今回は「北向き」にしたが、秋以降は、急に寒くなる。
日中、椅子にずっと座っている母には、寒さがコタえるようになった。
そこで、私が持っていた遠赤外線カーボンヒーターを提供。
これは、母のすぐそばで、急速強力に熱くなるので、たいへん好評だった。
母の部屋は8畳あるのだが、エアコンで全体をあたためるより、母の近くでピンポイントで熱くなるカーボンヒーターのほうが適しているかも。
あと、目で見て「赤々とした暖房」って、たしかに心丈夫だね。
で、ヒーターなら、冷たい手をかざしてぬくもることもできるし。
母の冬じたくにかまけていたら、自分の寒さ対策が後回しになってしまった。
私は、机の下に小型セラミックファンヒーターを設置。
ひとり暮らしのときは、エアコンで暖房していたので、こういう「局所暖房」ははじめて。
だが、セラミックファンヒーターを付けてみて、はれれ、足元がむちゃくそぬくいじゃんっ?!
んで、ファンで周辺空気もあたたまるので、机上の温度計は、たちまち3度上昇。
お、いいね。
どのみち、母関連で、あちこち移動することが多く、机に座っている時間は少ない。
そのときだけ、足元があたたまればじゅうぶんなので、小型セラミックファンヒーターは正解だった。
ふう、身体があったまるとホッとするねえ。