北海道放浪37日目 その2|アゼチの岬を堪能したあと、非常に危険な?北太平洋シーサイドラインを走る

霧多布岬を見たあと、11時になったのでいったんコンビニへ行く。霧多布にはちゃんとセイコーマートがあるので便利だ。
久しぶりにサンドイッチもおいしい。

外は寒いのでクルマのなかで食事。でも、こんなにいい景色を眺めながら。

霧多布岬にはもうひとつ岬があり、それがこの「アゼチの岬」。こちらは訪れるひとが少ないようだ。

こちらも絶景に目をみはる。

緑におおわれた突端は霧多布岬と似ているが、

どっしりとした島の存在感が大きい。手前に見えるのが「小島」。奥の大きな島は「嶮暮帰島(けんぼっきとう)」。両方とも台地状で切り立った絶壁を持つ。

アゼチの岬周りは、花を見られる遊歩道があってなお楽しい。

小島、嶮暮帰島から離れてぽつんと「ゴメ島」がある。

アゼチの岬でさんざん遊んでから、すぐ近くにある温泉へ。「霧多布温泉ゆうゆ」。

ひさびさにりっぱな温泉施設。

霧多布は浜中町にあるが、モンキー・パンチが浜中町出身なので、この温泉施設でグッズ販売もしている。のれんのシルエットはたぶん峰不二子かな。

露天風呂からは海がどーんと見えてすごい温泉だ。休憩所からも絶景が望める。

近くの牧場で作っている牛乳も飲める。紙のフタがなつかしいね。

温泉のあとは、霧多布よりさらに東へ道道142号線をたどる。この道道142号線は「北太平洋シーサイドライン」と呼ばれているが、これがじつにヤバい道路なのだ。

というのも、こんなみごとな景色とかがつぎつぎあらわれる。この光景に目もくれず運転なんてできないだろ?

コンブ干しの脇見運転で交通事故多発というが、この道路はあまりにも眺めがよすぎてもっと危険だ。

絶景につぐ絶景をつないで、道路はおかまいなくジェットコースターみたいに続いている。

するとだね、こんな眺めが目に飛び込んできた。は? なんだ、あの白いのは?

馬だ! よりによって白い馬が、池のほとりにたたずんでいる。
なぜっ?! キ、キミはどーゆーワケでそんなメルヘンチックな芝居がかったことをやっとるのかね?

お仲間は、ホレ、向こうで群れておるじゃろう?

だのに、なんでキミは一匹だけ離れて、そんなところで憂いを帯びておるのかね?
おまえさんがそんなことをしとったらコンブどころじゃねーよっ!
ドライバーみんな視線くぎ付けになっちまうよっ! 交通事故誘発の元凶じゃんかっ!

ふう、ありえないシチュエーションに首をひねりつつ、よし、これからは絶対に前しか見ないぞ!と固く誓ったのもつかの間……

左にこんなパラダイスが見えてくるし、

右には紺碧の海が打ち寄せているし、

もうね、こんな危険きわまりない道路は廃道にしたほうがいいと思うよ。

はは……黒ビニールにつつまれた牧草ロールまでコロコロコロ。

北太平洋シーサイドラインは、なんか歩いて行きたいほど無類の絶景尽くしだった。交通量は非常に少ないが、たまに通るクルマは、やっぱり途中停車して写真を撮っていたね。
これほど眺望のすばらしい道路ははじめてで、いやあ、北海道でもここまでとんでもなくすばらしい道路はまだ走ったことがなかった。

そして、北太平洋シーサイドラインからはずれて、こんどはすてきな森の中を北上するのだが、

途中であらわれたのは、白ビニールでおおわれた牧草ロール。

こうして見ると白もいいね。

大興奮ののちにたどりついた道の駅「スワン44ねむろ」。ふう。今夜はここで車中泊。なんかまた寝つきが悪くなりそうだよ。

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