まだ「いまのうち」は楽しいコワーキングスペースで、今日も行ってみる。
しかし朝から眠かったので、行きの電車のなかでは爆睡、もう少しで乗り過ごすところだった。
やべえなあと思いながらコワーキングに入室したけれど、やっぱりなかに入るとシャンとする。
今日は男性女性ひとりずつが、黙々ひっそりと仕事をしていた。
私は大きな物音を立てないように、気をつけてそっとパソコンとテキストを取り出し勉強をはじめた。
まあ、勉強といってもなあ、ホントにのんびりダラダラマイペースでマニュアル本を読んでいるだけだ。
最新情報は本に反映されていないので、ネットで調べながらえっちらおっちらやっているが、ソコから関係のないページへ離脱しないで済んでいるのは、やっぱり同室にいるヒトたちの存在のおかげである。
いま私は「ワンノート(OneNote)」いうアプリを勉強している。
ワンノートとは、クラウドの「メモアプリ」でマイクロソフトが提供しているアプリだ。
無料版もあり、クラウドなのでパソコンでもスマホでも使える。
メモアプリでよく知られているのはエバーノートだが、私は全部マイクロソフトにしようかなあと思って、ワンノートを使うことにした。
「エバーノートとワンノートではどちらがいいか?」というネット記事はたくさんあり、エバーノートのほうがちょっと優勢のような感じだ。
でも、ワンノートのほうが画面もシンプルで気に入った。
これまでじつに長いあいだパソコンの勉強をしてこなかったので、私がかろうじて使えるソフトはエクセルだけだった。
なので、メモ書きも備忘録もなんでもかんでもエクセルに入れているので、ものすごくわかりにくい。
それに加えて、オツムの老化もいちじるしく、午前中にあったことも午後には忘れてしまう始末だ。
というわけで「オツムの外」でなんらかの記憶装置が必要になってきたので、メモアプリを早急に使えるようにしようと思っている。
それにしても、やっぱりマニュアル本をちゃんと読まないとさっぱりわからないね。
いや、読んでいてもわかりにくいことが山ほどあって、ページを行ったり来たりしている。
そうしているうちに、まず男性が席を立って退室し、続いて5時半には女性もバタバタと片付けて「お疲れさまです」と言って帰ってしまった。
ありゃりゃ、誰もいなくなっちまった。
へへっ、なんだかうれしいなあ、こんなに広いところを独り占めだ。
とりあえずウキウキして、部屋のなかを意味もなく練り歩いてみる。
おっと、そんなことをしているからちっとも進まないんだよね。
おとなしく席について、ふたたび粛々とワンノートとなかよくして、でも疲れるといけないので6時15分には帰ることにした。
このコワーキングスペースは夜9時まで自由に使えるが、とりあえずエアコンやプリンタの電源を切り、部屋の照明も消して退出した。
なんか会社でひとりで仕事をして、戸締りをして帰るみたいで、ちょっとなつかしかったね。