私は自分のことしか考えられない身勝手なヤツなので、「ミッション(使命)」なんて言われると、うげえ、イヤだ、人様になんかするなんてとんでもねえ、パートですら務まらないのに、いったいなにすんねん?!となる。
なのにねえ、こんな講義を受けるんだよ。
「自分はどんな社会(世の中)を作りたいのか? どんな価値観を発信していくのか。それによって、どう人が幸せになるのか。」(「ビリーフリセット・リーダーズ講座」のテキストより)
「価値観を発信」でまたゲンナリする。そんなん言われたらこんなクソブログ書いてる場合じゃねーよなってゲンナリ。ほんとよく思うけど、なにがおもしろくてこんなブログ読むひとがおるんやろう?ってふしぎだよ。
たぶんなんとなくヒマつぶしなんだと思うけど(妹がそうだ)、いやまあ、こんなの読むより大塚あやこさんや根本裕幸さんのブログ読むの、マジでおすすめ。
で、講義のことに戻るが、「『天』は私に何をせよと言っているのだろうか?」と問われて、なんかすんません、税金も満足に払ってない私がなにやりまんねん? とっととくたばったほうがよろしいんちゃいます?!
いかんいかん、またスネてしもうた。つい、58のババアになにができる?ってスネモード全開になって、そんなんどーでもええから、はよ年金くれとか思ってしもたわ。
ミッション、困ったな、どないしたらええねん?ってふてくされていたら、みんなで「ミッションのタネを探す」ワークをやることになった。ふう。
「ヒントは子供の頃の自分」である。まだ親の目を気にする以前の記憶をたどる。どんな子だったか? どんな遊びをしていたか? 幼稚園で、おうちでどうだったか?
やっぱり! それ根本さんとこのライフワークセミナーでさんざんやったよ。でも、当時はうまく思い出せなかった。なんせそのころは「ピアノを習っていた」ことすら思い浮かばなかった。すごいねえ、「抑圧」ってこういうことなんだよ。「ピアノをやめたこと」があまりに苦しくて、「なかったこと」にしていたんだよね。
さて、「ミッションのタネを探す」ワークは、ペアを組み、探すひとがクライアント役になり、カウンセラー役は「傾聴」の手法で聴きながら記録していく。まずはじめに私がカウンセラーになった。お相手はMさん。とてもおしゃべりが得意なひと。
「幼いころの最も古い記憶」をたどり、そのころに楽しかった、うれしかった、ワクワクしたことを思い出してもらう。Mさんは次々に思い出して立て続けに話してくれる。私のメモがぜんぜん追いつかない。
でも、「楽しいこと」の話を聴くのっていいもんだねえ。これまでは、さんざんお悩みばっかり聴いてきてしんどかったけど、今回はほっとした。それに話し上手なひとは、まるでその場の光景が目の前に浮かぶかのように話してくれるからけっこう惹き込まれた。おもしろいよ。
そして、聴くときのポイントとして「それのどういうところがうれしかったのか?、どういうことに喜びを感じたのか?」を引き出すようにする。これ、根本さんとこでは「どういう要素にワクワクしたのか?」って言ってたね。おんなじだ。
で、ずーっとMさんの話を聴いていると、同じことばが何度も出てきた。あらかじめ説明を受けていたが、これが「共通キーワード」である。それがミッションのタネらしい。
ほんとこれは興味深くて、ちがう遊びをしていても年齢が変わっても、いつも「同じことば」があらわれる。それはひとつだけではないが、それでも数個のことばに限られていて、場面が変わってもやっぱり出てくる。
ふと思ったのだが、それっていま「ことば」としてあらわれているものの、本当は「ことばになる以前のなにか」なんだろうな。その「なにか」がMさんのなかに存在していて、Mさんを突き動かしているんだなって思った。
そうそう、だからその「なにか」こそが「ミッションのタネ」なのだ! うわ、すごい! ミッションってほんと生まれつき持ってるもんなんだ!