●「ひとの好意を拒否するクセ」をなんとかしたい|堀江さなえさん「ビリーフリセット&エンパワメント・セッション」その1はこちら
●包丁を突き立てたい。愛憎は表裏一体。|堀江さなえさん「ビリーフリセット&エンパワメント・セッション」その2はこちら
●「ひとに言えないこと」からあぶり出されたモノ|堀江さなえさん「ビリーフリセット&エンパワメント・セッション」その3はこちら
じっさいにZoomセッションを受けたのは12月26日で、すでに4日経過したのだが、そうするとセッション当日の変化のみならず、日々いろんな気づきが降ってきてどんどん変わってきた。
もっとも強烈だったのは「子どものころから、ほんとは死にたいと思っていた」ってヤツだね。いや、そんなんまったく顕在意識にのぼってこないよ。ただの一度も死にたいと思ったことなかった。そうとしか思えなかった。それだけは自信があった。
でも、そうじゃなかったと判明した。それはデカいわ。そこまで辛かったんだねえ。
ただ、そこまで究極の本音につながれたら、うわあ、いろんなモノから解放される。変わる。別次元に移動できる。すでにその予兆がある。
さて、堀江さなえさんのセッションでは、とちゅうからビリーフリセットのワークを行なっていただいた。ビリーフとは思い込み、信じ込みのことで、ビリーフリセットという技法(大塚あやこさん考案の技法)によりそのビリーフから距離を取れるようにする。
まずはそのビリーフをひとつの文章で設定するのだが、今回はその主文を「欲しいものはもらえない」と定めることになった。これが私の強固なビリーフだ。
「欲しいものはもらえない」というのを潜在意識レベルでかたくなに思い込んでいるから、「欲しいもの」を目の前に差し出されると反射的に払いのけてしまう。だって「もらえない」という鉄則があるから「もらっちゃ困る」「もらうモンじゃない」。
なにがなんでも「もらえない」が大原則だから、「欲しいもの」が漂ってきたらピューッと全力で逃げることになる。じっさいそういう人生だった。
でもさ、その主文「欲しいものはもらえない」をとっくり眺めてみたら、その「欲しいもの」からとっさに思い浮かんだものは「学歴」だったんだよ。さすがに恥ずかしかった。まあ、それはもう「親の価値観」そのものだからね。えーっ?! 私はまだ親に認められたいんだとガックリきたよ。
だから、「学歴そのもの」が欲しいんじゃなくて、私の望みは「親の承認」なんだよね。
しかし、さえさん(堀江さなえさん)にしっかりリセットしていただいた。ビリーフリセットだけではなく、深い瞑想に入ったときに「自分が本当に欲しいもの」を見せてもらえたりした。ああ、本来の私ってそういうものが欲しいんだと夢見心地で味わえた。
それでね、今日バッハの新しい課題:フランス組曲第6番クーラントを練習していたら、これがまた陶然と酔いしれてしまうような響きでね。
クーラントはテンポの速い軽快な舞曲なんだけど、指使いぜんぶ書き込んで、さぁてとゆっくり弾きはじめたら、白目むいて泡吹くほどうつくしすぎた。
バッハ、もうダメ。昨日合格になったアルマンドもまだ未練たっぷりで弾いているが、バッハはどれもこれも永遠に弾いていたいほどすばらしすぎる。
で、はじめて思ったんだよ。バッハが弾けるんだったら、べつに大学いらんよなって。
「バッハと大学と、どっちかひとつしか選べません。どっち?」って尋ねられたら、迷わず「バッハ!」と答えられる。
それで気づいたね。私、生まれてはじめて「大学いらない」って思ったって。
それはつまり、とうとう「親の価値観」から逃れられたということだ。「もう親に認められなくていい」とはじめて思えた瞬間だった。
そうか、私はそんなにもバッハを弾きたいんだねえ。
はは、山も「あの透明な美酒のような幸福」を与えてくれるけど、バッハもね、そうなんだ。
私のしあわせの源泉はバッハにもあるんだねえ。
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