「好きでないとちっとも動けない」という脳ミソだと判明した

たいていのオトナは、ちゃんと仕事をしている。働くことに対して好きだの嫌いだの言わずに、当たり前のこととして何十年も営々とつづけている。

あたしゃ、どうしてそれができないんだろうと、毎度おなじみの繰り言を持ち出すが、そうそう、いちおうその原因は突き止められたのだ。

それは、親に恨みを持っていて、「自分がしあわせにならない」ということで復讐を図るっつー稚拙な反応なんだよ。根底にそれがあるから、ずーっと仕事がウマくいかなかった。

と、ビリーフリセットのおかげでずいぶんスッキリ解明されてきたものの、依然としてまだ「コツン」と硬いモノがある。そのコツンがあるから、う~ん、すごく限定されるなあ。そう、なんかまだやりづらいのだ。

それについて、今日またしても堀江さなえさん(ビリーフリセット認定カウンセラー)に気づかされた。


堀江さなえさん「春子ちゃんは、好きを追求しに来たのかしらね」

そのことばを、Facebookのコメントで読んで、うわっ、雷が落ちてきたっ!

そうかもっ!
私は「好き」を「好きすぎる」かもっ!(←わかる?)
いつもつねに「好き」アンテナでどのぐらい電波をキャッチできるか、そればっかり考えているかもっ!

わーおっ! さえさん(堀江さなえさん)が言われるとおり、私は「好き」を追求するために今生やってきたのかも!


だよね。うむ、過去の奇行を思い出してみよう。

●リフォームするとき、壁紙7,000枚とか見て回って、いっちゃん好きなのを選んだ。カーテンは3,000枚かな。カーペットなんて数百枚とショボいけど。壁紙は念のため2周した。そうしても1周目で選んだヤツは不動の1位だった。

●造作収納の設計?まで自分でやってフルリフォームした中古マンションなのに、やにわに「グランドピアノ欲しいっ!」ってなって、6年住んだだけで音出し可の賃貸マンションへ引っ越す。中古マンション、売りに出したら、たまたま優秀な営業マンのかたのおかげで2週間で売れる。

●売れたといっても、買ったときの値段が99万の超絶狭小老朽化マンションだ。まあ、小銭よりはマシぐらいのお金しか入ってこなかった。でも、おお入った入った、よっしゃ! これで「ビリーフリセット・リーダーズ講座」を申し込めるな。


大塚あやこさんを大好きだったので、5期「ビリーフリセット・リーダーズ講座」の告知を待ちかまえて間髪入れずに申し込む。

●ピアノの先生の選びかた。すいません、エラそうに申し訳ないんですが、まずは数十人ほどピックアップさせていただいた。で、そのかたがたの演奏をYouTubeで片っぱしから聴いていく。3分の2ほど聴いたあたりで、超絶傑出してすばらしい演奏をされるかたを発見。すぐにメールを送る。すぐお返事くださる。すぐおうちへ伺う。2週間後からレッスン開始。

●山。日本三百名山はとちゅうで挫折しましてな。たぶん270山ほどでストップ。じゃあ延べ何山登ったのか? 400~500山ぐらいかなあと思っていたが、北海道の山だけおよそ勘定しても80山ぐらい行ってる。北アルプスなんて毎週行ってた時期もあったでしょ。大阪の金剛山は50回以上登ってるでしょ。「年間入山100日キャンペーン」とかもしてたし。そしたら、たぶん延べ600山は踏んづけてる。もっと多いかもw

●バッハ大好き。ピアノを再開してもうじき丸2年。そのあいだにインベンション、シンフォニア、フランス組曲第5番が終わった。いまはフランス組曲第6番のとちゅう。こないだのレッスン、ポロネーズだったけど、これもねえ、1週間で合格した。バッハはたまに1週間合格ってある。もう鬼のように練習するからね。バッハの曲だったら「どこが好き?」って訊かれたら半日ぐらいしゃべってると思う。


つまりね、さえさんのことば「春子ちゃんは、好きを追求しに来た」は大当たりですなあ。

だいたいどれもこれも「これ好きっ!」と察知するやいなや、もう突進してるもんね。あとさきなんにも考えてないよね。それですぐにしあわせになってるもんね。

ところが、だ。重大な問題がある。

それが、さいしょに書いてた「コツン」とした硬い感触で、それはだね、「よほど好きでないと、なんにもできない」ということだ。

「これ好きっ!」と一点の曇りもなく好きだったら、勝手に飛んでいくからそのまんまでいいんだけど、「まあちょっと好き」ぐらいになると、もうその程度じゃほとんどやる気が出ないんだよね。ぜんぜん動けない。


その「まあちょっと好き」レベルに入ってしまうのが、カウンセリングの勉強だ。好きは好きだけど「まあちょっと」なんだよね。するとぜんぜん勉強しないんだよな。でも「このひと好きっ!」というカウンセラーさんはたくさんいる。だから、そのかたたちのセッションやセミナーはめっちゃ受けたい。なんべんでも。

すると、「カウンセリング」というひとつの分野でも、「カウンセラーさんは大好き」だが「自分で勉強するのはダメ」という結果になってしまった。

同じ現象はピアノでも起きていて、「バッハは悶絶するほど好き」だが「モーツァルトはまあちょっと好き」。だから、モーツァルトが何ヵ月たっても合格にならない。ショパンも「まあちょっと」カテゴリに入っちまうなあ。

そして、もっとも深刻な問題は、パートの仕事のなかで「まあちょっと好き」すら感じられるものがないことだ。だから、あかんねん。仕事がずーっとウマくいかないのは、「よほど好きでないと、なんにもできない」ってのも、かなり影響してるかもね。

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