ひさしぶりに妹とラインした。妹は相変わらず職場で苦労している。行く先々でいつもタイヘンなひとたちの対応に困っている。責任感を持ってまじめにやっているのにねえ。
妹「年金受給者最強。おねえのブログ読んで、わたしもそうしようかと思ってきた」
ここで、妹が自分のねんきん定期便のスクショをつぎつぎと見せてくれた。他人の見るのはじめて。ほう。
でも、年金見込額は意外と少ない。私の1.15倍しかない。ウソやろ?
しかし、妹の「これまでの保険料納付額(累計額)」は私の1.61倍であり、妹の「年金加入期間」は私の0.61倍である。つまり、妹は私よりも高額の保険料を払っているものの、年金加入期間はかなり短い。
これじゃうまく比べられないけど、こんなに貧乏な私のたった1.15倍しかないとは驚きだった。あんまり変わらないなあ。
で、もし60才から繰上げ受給する場合、その見込額の70%の受給となる。(ただし生年によっていろいろちがうらしい。)
妹「ぽち(オカメインコ)と一緒に住むためには鉄筋マンションじゃないとダメなんだよね。家賃考えると厳しいかな」
うん、そのとき私も、そっかー、ぽちの鳴き声があるからダメかーって思ったが、そうだっ! T子ちゃん、うちのマンションなら音出しOKだよ! グランドピアノ弾けるとこだからぽち10匹でもイケるよ! 将来おいで! 女子大生専用マンションに住むナゾの老婆ふたりになろう!
さて、妹が「年金受給者になりたい」というのを聞いたら、やっぱり「T子ちゃん、疲れているんだな」って思った。私もそうかw
考えだすと煮詰まるからまともに向き合わないようにしているけど、私はパート勤めがほんましんどいわ。悩みの98%はパートやわ。妹もしんどそうだから、こんなぐらいで弱音を吐いていたらあかんかもしれんが、自分の実感としてはもうギリギリ限界で明日すぐにでも辞めたい。
18才からずっとこんな調子だなあ。あたしゃよっぽどか働くのに向いていないんだね。いまのパートはめずらしくつづいておりもう1年5ヵ月になるけど、まだぜんぜん慣れない。毎日決まってやることすら覚えられない。
さすがにこのごろは気軽に叱られている。でも怒られてもつとめてあかるくほがらかに「すいませ~ん、忘れてましたぁ~」と答えている。暗くならないのはよろしい。なんぼ言われてもカジュアルに返していると、なにより本人が落ち込まなくて済む。
何十回覚えてもすぐに忘れるから、忘れることに慣れてきた。もうこのまま年金もらえるまで忘れつづけよう。
しかし、こんなふうに「どうしても覚えられない」のは、やはり「記憶力」そのものが低下しているような気がする。努力でなんとかなるモンじゃないね。
ちなみに「ビリーフリセット・リーダーズ講座」を受講していたときも片端から忘れてしまった。興味があるものでも記憶にとどまってくれない。
結局、ここまで悲惨な状況にならないのはピアノだけだ。
ピアノだけが例外なのは、たぶん子どものときに習っていたからだろう。小さいころから弾いていたからまだマシなんだ。慣れでできる部分が大きいんだと思う。それプラス、親がレコードをたくさんかけていて、なんとなく「クラシック音楽はこんなモノ」という前提が仕込まれていたからだ。
トシを取ってもゆいいつできるのはピアノのみだが、それでもピアノがあって助かった。なんにもなかったら救いがない。いまから努力してなにかを身に付けられないから、ピアノは貴重な存在だ。あらためて親に感謝する。
妹がラインで「音大生」って、たぶん笑って書いたんだと思うけど、ほんま何回音大生になるかならないか繰り返したやら、ひどく屈託のあるポジションじゃのう。
それだけに、いま毎日ピアノが弾けるのはとてもしあわせだ。もう音大へは行かないが、変わらない熱量でこれからも練習する。年金もらう前ももらいはじめてからもそうする。当たり前にそう思っている。