こういうのを感じたくてシビれたくて、生まれてきたらしい

山に関してエラそうなことばかり書いているが、私が集中して登っていたのはもうむかしのことだ。34~47才までのほぼ13年間に過ぎない。

それから登らなくなったらあっという間に足腰がおとろえた。ほんと、筋肉がダメになるのはすぐだね。

私がヨボヨボなのをさすがに他人はあからさまに指摘しなかったけど、妹はあきれていたな。

いまから5年前、私が53才のときに父が亡くなり、妹といっしょに病院へ行ったのだが、そのとき私が駅の階段をふつうに登れず、手すりにすがって一段一段はあはあよじ登っているのを妹が見て、「ずっとそんなんなの?」と上から見下ろして驚いていた。


いやあ、ずっとじゃねえよ、これでもむかしはザックしょって、とか言い訳したくなったけど、いまは階段すらさっさと登れないのが実情だからねえ。

そうそう、2年半前に「二上山(にじょうざん/標高517m)リハビリ」をやっていた。近距離のウォーキングからはじめて、二上山で歩く距離を少しずつ延ばしていって、約3ヵ月で頂上まで登れるほど回復した。

2019年1月の1ヵ月間は「二上山に13回登った」と記録がある。ちょっと登れるようになると、けっこう登っとるわな。なんかスキあらば登っとるな。

ところが、その2019年4月からやにわにピアノを再開したもんだから、二上山は寄り付きもしなくなった。すっかりピアノに針が振り切れてしもうて山に行く余裕がぜんぜんなくなった。


同年7月、グランドピアノを弾きたいので引っ越しして、二上山はすっごく近くなったのに、けど一度も行っていない。

やってるのは「指の運動」だけである。これはこれで毎日せっせと励んでいたら、まあ、こんどは指に関してだけちょびっと動きがよくなってきた。

筋肉は非常に正直である。動かしている部位だけちゃんと発達してくれる。それ以外はすみやかにおとろえていく。

それで、じゃあ、いまはどこを発達させたいんや?というと、うむ、ピアノのためを考えても「全身」を鍛えたいかのう。

はれ? いま第一位はピアノ? いつのまに本妻と愛人が入れ替わった?


わからん。いまアタマん中はピアノが充満しておる。もうそーゆーのはね、コントロール不能なのさ。

しかし、そのピアノのためにも全身状態を良くしたい。

もっと身体が動くように改善したい。

せっかく授かったこの肉体をより生き生きと躍動させたい。

そして、そんなのぜんぶをピアノにブチ込みたい。


〔味わいたい感情の一覧〕(増えてきたw)
●多幸感
●万能感
●無敵感
●高揚感
●没入感
●あの透明な美酒のようなよろこび
●血湧き肉躍るみたいなの
●深遠さ、沈潜

なんか落ち着かねえ騒々しいのが多いな。「潜る系」も好きなんだが。

でも、音楽ってそういうのぜんぶブチ込めるっしょ?

ああ、やりてえわっ!
いつかできるようにするために、ツェルニーがんばろうっと!
ウォーキングで全身も鍛えようっと!

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