古本せどりつれづれ

アマゾンマーケットプレイスで古本を販売していますが、最後に出品(アマゾンの倉庫へ納品)したのが2015年8月でした。もう1年半も放ったらかしです。

お客さんから注文があったら、集金をするのも、倉庫から発送するのもすべてアマゾンがしてくれます。手数料はかかりますが、私はまったく何もしなくていいのでものすごくラクチンです。

それに、アマゾンの集客力はズバ抜けているので、とにかく出品さえすればたいていのものは遅かれ早かれ必ず売れます。

となると、儲かるかどうかは最初の仕入れのみにかかってきます。仕入れの判断さえまちがえなければ、必ず利益が出るはずです。

ずっと以前、ブックオフは105円均一で単行本を扱っていたので、その当時のせどりは、本当に濡れ手に粟の状態だったそうです。とくに専門書が105円というのは、いま思うとパラダイスですね。

いま現在、ブックオフはアマゾンでの相場を反映して値付けをしています。店頭で一冊ずつ調べてみると、本当に見事なまでにアマゾン通りになっていました。ですから、もうブックオフで仕入れても高すぎて、アマゾンで転売しても赤字になってしまいます。

ただ、アマゾンの相場も時期によって変動があり、ブックオフの値付けはその変動までは反映していないようです。そこまで徹底するにはたぶんシステムコストがかかりすぎるからでしょう。

ブックオフは、せどらーたちに対抗して値付けを変えたのか、それともアマゾンを意識しているのか、ブックオフの真意はわかりません。

しかしブックオフの店頭で、以前では考えられないほど軒並み高くなってしまった古本を眺めていると、「ブックオフって安くてキレいな本が買えていいね」と喜んでいたあのころは、もう遠い過去になってしまったんだなあとしみじみ思います。

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