セミナーをしゃぶり尽くすにはやっぱりICレコーダー

心理学セミナー「仕事への向き合い方を考える」のレポートを、長々と11回にわたって書きましたが、このセミナー、じつは2時間のものでした。で、今回のセミナーははじめてICレコーダーで録音しました。カウンセラー先生がホワイトボードに「録音OKです」と書いてくれていたので全部録音して、それを書き起こしたのが昨日までのレポートです。

いやあ、すごいボリュームですよね。全部で約32,000字、原稿用紙で約80枚です。文庫本1冊の文字数が10万文字ぐらいなので、文庫本3分の1に匹敵する分量だったわけです。これだけの内容を先生は原稿なしでよどみなく話されるんですが、まあもうプロとはいえホントすごいものです。

それで、当日は録音もしていましたが、平行してノートにメモも取っていました。うまく録音できなかった場合にそなえてと、リアルタイムでできるだけ理解しておきたいのと両方でメモしていました。セミナーが終わってから、メモを見ながらどのくらい思い出せるか復習もしました。

しかし! 実際にレコーダーから内容をキーボードで打ち出していくと、はは……全然覚えのないことがゾロゾロ出てきます。いやもう、ぜんっぜん記憶にございませんのよ。なんですか、コレ? そのぉ、つまりオツムの劣化が著しいわけですよ。「ファイルが見つかりません」エラーが続出ですよん。

まあ、物覚えが悪くなったなあとハッキリ自覚したのは、7年前、48才のころからです。そのころちょうどコンビニのパートをはじめたのですが、もうね、なんにも仕事を覚えられなくてボーゼンとしました。店長さんがゆっくりていねいに教えてくれるんですが、まるっきりアタマに残らないんです。

私はメモを書くのも非常におそいので、こりゃダメだと思ってすぐにICレコーダーを買って、仕事時間中は全部録音してようやくなんとかなりました。パートから帰ると、しばらくは毎日レコーダーから内容を打ち出して、それで備忘録を作ってまあなんとかしたんです。でも、そんなことしているひと、だれもいませんでしたけどね。みんな、説明を聞くだけでちゃんと覚えられるんです。できないのは私だけ。

四十代なかばまでは、ここまでヒドいことにはなっていませんでした。もともとリアルタイムで会話を聞き取って付いていくのは苦手でしたが、まあかなりがんばったらふつう程度には覚えられたんです。けれども、48才以降はまるでダメになってしまって、新しいパートに行くときはいつもレコーダー必須でした。

あらためて、レコーダーから聴き取ったセミナー内容をふりかえってみると、そのうちその場で覚えていたものは3%ほどでした。あとは全部忘れていました。これはもう、老化ですからしかたがありません。まあ55才にもなれば、2時間セミナーをしっかり記憶するなんて、はじめからあきらめて正解かもしれません。

で、ICレコーダーなんですが、これは去年に買ったパナソニック製のもの。すっごく鮮明に録音できていてすばらしい! 広めの場所でのセミナーだったし、けっこう雑音もあったんですが、ちゃ~んとハッキリ録音されていました。あ、でもレコーダー本体からの再生よりは、付属のイヤホンを使ったほうがよりクッキリと聴き取れます。ああ、これさえあればドタマがなんぼ書き込み不能でも大丈夫よ!

セミナーの録音ははじめてでしたが、録音から書き起こして復習するとむちゃくそ勉強になりますね。なんか骨の髄までしゃぶり尽くしたような満足感です。このセミナーは5,000円だったんですが、少なくとも3倍ほど値打ちがアップしたような感じです。

まあ、結局のところ、セミナーの受けっぱなしなんていちばんもったいないですね。これまでこの先生のセミナーは何回も行っていますが、あとで全然復習していませんでした。セミナーを受けるというからには、なにかしら効果を期待して行くわけですが、行っただけで自分が変わるわけありません。こうやって復習して、もう一回自分のアタマで考え直してみるという作業を地道にやらないとなにも変わりませんよね。

そして、セミナーでのいちばん大きなテーマ、「自分を知る」「自分はどう生きたいのか?」に向き合わないといけませんね。今回に限らず、どのセミナーにも共通するテーマです。結局はそこへ行きつくんだなあ。でも、今回はそうとう深掘りができたので、ちょっと見通しがよくなってきました。なにが見えてきたかは追い追いお話させてもらいます。