ミスしたら? 浮気をされたら? 自信のあるひとはどうする?|セミナー「自信の心理学」その9

セミナーの最後はグループワーク(実習)でした。

カウンセラー先生「自信があるひとだったらどう行動するか?を考えて、グループのなかで発表してみましょう。思いついたひとが話すだけでもいいです。で、言っておきますが、正しい、正しくないというのはありません」

「正解もありません。むしろ正解って無限にあるんです。自分にとって自信があったらどんな状態でどういうことするかな? じつはコレ、細かい設定ってあえてしていないんです」

「たとえば、『Case 3. 恋人からさっぱり連絡が来ない』っていうので、『さっぱり』っていうのはどのくらいの期間なのか?あるいは付き合ってどのくらいか?お互いの年齢は?職業は?どこに住んでる? そういう情報はいっさいありませんので、みなさん勝手に想定してください」

「じゃあ、『さっぱり連絡が来ない』ってどのくらいの期間を指しますか? はい、そこのアナタ、どのくらい?」

出席者Aさん「1ヵ月」Bさん「2週間」Cさん「1ヵ月」Dさん「1週間」Eさん「1ヵ月」Fさん「1日」Gさん「1ヵ月」

先生「1日から1ヵ月までの幅ね。まだ1ヵ月ならいいかもしれない。2年とかいうひともおる(笑)。 で、1日が恥ずかしいかもしれませんが、いやべつに3時間とか一晩っていう可能性もあります。だから、それはみんなそれぞれの感覚なんですよ。おもしろいところです」

「なので、話していて途中どうも噛み合わへんなみたいな。だから、1ヵ月のヒトと1日のヒトがしゃべってたら当然噛み合わないんですよ。ですから、正解はないし想定も自由にしてください」


Case 1. 道案内をしていたら迷ってしまった。

みんなの答え → すなおに謝る。自分がわかっているところに案内する。道行くひとに尋ねる。
私の答え → すぐに謝って近くにいるひとに訊く。


Case 2. 仕事でミスをして、同僚、会社に迷惑をかけてしまった。

みんなの答え → 言い訳せずにリカバリに努める。すなおに謝って対応を考える。周囲に助けを求め、自分にできることはしっかりやる。
私の答え → 会社を出たらきれいさっぱり忘れる。
先生 → ミスしたことで自分を責めないっていうのが、自信のあるひとですね。


Case 3. 恋人からさっぱり連絡が来ない。

みんなの答え → 他の男に行ってしまう(笑)。気にしないで過ごす。自分は自分で楽しく過ごす。自分の趣味を楽しむ。
私の答え → とくに気にせず、1ヵ月したら「元気ですか?」とメールする。
先生 → 乗り込むって答えたヒト、いない?(笑) 来ねえんだったら行くぜって。
質問者さん「待つっていうのは自信があるひとですか?」
先生「そう思えばそうです。だから、正解はないっていうのはそういうことです。たとえば、乗り込むのも待つのも、自信があるヒトでもないヒトでもします。要は正解はないんです」


Case 4. 仕事を進める上での問題点を上司から指摘された。

みんなの答え → 成長できる機会なのでラッキーだと思う。カチンと来ないですなおに聞いて対応する。すなおに受け入れて反省する。
私の答え → 傷つかず自分を否定されたとは思わない。
先生 → 落ち込んだり引きずったりしないんですよね。否定されたとは感じない。だから「あ、そうなんだ、上司の考えかた、聞かせてもらえますか?」って言える。それによって「第3のやりかた」を見つけることができる場合もあります。


Case 5. 浮気をされてしまった。(取引先に裏切られてしまった)

みんなの答え → とりあえず話を聞く。縁がなかったと考える。責めずに自分に原因がないか考える。受け入れる。
私の答え → ちがうステージに向かうきっかけだと考える。
先生 → 昔、実際こういうヒトがいたんですけど、「私っていう女がいながら浮気をするんだ。じゃ、あなたいったいどうしたいの? 決めてよ」って言って、相手に選択を迫ったんです。

ま、その女性は「自分はもうコレで十分だから、そういう私に不満があるって、それはどういうことなの?」って訊いたうえで、「べつに私はあなたでなくても次のひとはいるだろうし、あなたもすばらしいひとだから次がいるだろうし」っていう前提で、そういうハナシをしたっていうカッコいい女子がいましたけどね(どよめき)。

その代わり、彼がすなおに謝ったんでね。彼女は「2回目は知らないわよ」っていう笑顔にいちばん気合入れたそうです(笑)。背筋が凍るハナシ(笑)。


Case 6. 別れ話を切り出された。(契約を打ち切られた。首になった)

みんなの答え → 自由になったのでこれからのことを考える。受け入れて次にもっといい人を探す。
私の答え → 「これまでありがとう」と感謝して、相手の幸せを祈る。
先生 → ダメージを受けないんですよね。ここまでのご縁なのね、ありがとね。幸せになってね、私も幸せになるわよって感じだったりとか。
でもね、自信があるからこそ「えっ?! どうして?なに?どうして? アタシのどこがいけないのっ?!」(笑)って明るく言う。ぶっちゃけ、自信があるんで「アタシであかんのぉ?!」(笑)みたいな。そういうノリもあっていいかな。わかります? 深刻味がないんですよ。その、自分がダメってことが信じられない(笑)。


Case 7. 今まで体験したことのない問題と出会った。

みんなの答え → 成長のための機会ととらえる。サイコロを振って出た目の方法をやる。ワクワクする。状況を楽しめる。
私の答え → ワクワクして状況を楽しむ。


先生「どのケースも、ふつうはヘコんで落ち込むことが多いんですけど、じつはそれが悪いわけではないんです。こういう実習やってると、落ち込むことが悪いことと思っちゃうかもしれませんけど、フラれたら落ち込むし、浮気されたら落ち込むのが悪いわけじゃなくって、それは自然現象なんです」

「でね、そこからのリカバリーですよ。ホントに自信があるひとってのは、ショックを受けるんだけど、そのあとにワクワクするとか、興奮するとかね、やる気になるとか。で、なにが大事かっていうと、自信があるひとってどうするんだろうな?っていうチャンネルにつながることが可能なんですよね、みなさんは

「で、なんでわかるの?あんたはっていうハナシになってくるのが、心理学のヤラしいところ(笑)。自信あるじゃん?っていうハナシ。それがたとえば感情がついてくついてかないとか、実際できるできないは別として、みなさんのなかにやっぱり自信がある部分があって、ソコにつながれたら、まあたとえば次の男に行くとか、ワクワクするとかというのがわかるわけですよ。『自分にないもの』はわからないわけですからね」

「ですから、『自信のあるひとはどうするのかな?』っていう発想とかそういうイマジネーションっていう感覚を意識してください。で、実際それができるかどうかはケースバイケースですし、ぶっちゃけそのときの気分なんですよ」

「だから、たとえば上司にまちがいを指摘されるでしょ? そのときに彼氏が出来立てホヤホヤで超しあわせだったら、もう自分に自信があるから、『はぁい、わかりましたぁ!』みたいな感じだし、彼氏に浮気された翌日にそんなこと言われたら、『踏んだり蹴ったり、コイツ殺したろか?』(笑)みたいになる」

「全部自分の気分次第なんだけど、自信ってその土台に流れているもの。なので、カラダでいうと『足』なんですね。自信というのは、自分の足で立つということ。そういう感覚、イマジネーションをぜひつかみ取っていただければいいかなと思います」

「だから、自信があるひとはこういうときどうするのかな?っていうイメージでふだん行動されると、そういう自分になっていくんですよ。で、これは『ないものを作る』という作業じゃないんですよ。『あることに気づく』という作業なんです」

「で、それが自信がないと思っているジャンルにおいてヘコんでり落ち込んだりしているだけで、ホントに自信がないわけじゃない。だから『すでに知っている』ということにポイントをおいていただければいいかなと思います。それでは今日はここまでにします。ありがとうございました。(拍手~!)」


これでセミナーはおしまいでした。だいぶん長くなったので、私の感想は明日にします。

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