プロブロガーの迫力|遠方の心理学セミナー その6

せっかくプロブロガーのT先生にお会いできたのでなにかお話してみたかった。いま思えば、もっと有意義な質問をしたらよかったんだが、ふだんヒトと会話をしないのでそこらへんが非常に弱い。なので「雑記ブログをやっていますが、アクセスが増えません」となんかアホ丸出しの質問をしてしまった。

T先生は「ああそう。いつからやっていますか? いまのPVは?」と言われる。私は「ええと、今年の1月1日からです。月間1万PVぐらいです」とモゴモゴ答えた。すると先生が「それはいいんじゃない?」とおっしゃったので、私はあわてて「でも、ほとんどがにほんブログ村からのアクセスで……検索からのアクセスは1日1件くらいです」と言い訳した。

そうそう、私もブログってどんなものかは少しわかっている。T先生がやっているような個人ブランドを打ち出したブログというのは、グーグル検索から流入するアクセスが大半であり、それがいちばんの強みでトップブログになっている。有名どころだと、イケダハヤトさんとかちきりんさんとか。

でもまあ、私がこのブログをはじめたきっかけは、ポイントサイトで「広告を貼ったら50円プレゼント」というキャンペーンをやっていて、その50円欲しさに作ったわけで、コンセプトもなにもない。タダのひまつぶし。なので「だれかの役に立つ情報」を発信しているわけではないから、当然アクセスは増えない。

そんな尋ねるまでもないツマラない質問に、T先生は「それはね、にほんブログ村の読者を対象にしているからですよ。そりゃ、あそこに登録していたら一定の読者は付きます。でも、すぐアタマ打ちになっちゃうでしょ?」 私「はい、おっしゃる通りです」

T先生「ブログ村なんてせいぜい数万人しかいないんですよ。でもね、グーグル検索相手だったら数千万人の世界だよ。だからさ、ブログ村って、ホラ、あそこの波打ち際でポチャポチャやってる程度なわけ」と言って、窓の外の海辺を指差した。

「しかしね、グーグルは太平洋なんだよ。いつまでも、ちっせえ湾のなかにいてたらダメ。湾の外に出て太平洋に向かって漕ぎ出さないと意味ないよ」

ヲヲ! さすがはプロブロガー! すばらしい比喩だしスケールがデカい。でも、私に太平洋だなんて無理無理。水たまりでいい。

それからはT先生が「成長曲線」について熱く語ってくれた。まあ、成長曲線はだれでも知っている。何かをはじめたとき成果はすぐには表われない。しばらくずーーーっと横ばいが続いている。しかし、あるとき急激に上昇する。そのグラフはよく目にするし知ってはいた。でもねえ、「知っている」だけで私は実感したことがない。

T先生「そら、ここからスタートする。でも、数ヵ月は何の変化もない。ずーっとこのまま地を這っている」と言って、太い人差し指でズイ~ッとテーブルの上をなぞる。「それで、だ。ふつう大概のヒトはココでやめちゃうんだ。だって何も変わらないからね。だからやめる」

「しかしね、成長曲線をわかっているヒトは決してやめない。なぜなら、ココからしばらくすると」そして、先生はテーブルから指を離して勢いよく天井に向かって突き上げた。「グ~ッと上昇することを知っているからやめない。この等比級数的な上昇を、身を持って体験しているからやめないんだ」

同じテーブルのみんなも身を乗り出して聴いている。ホントウに「体験者」が語るコトバの威力はすごいものだ。T先生は「これは〇〇さんも言ってる。△△さんも書いている」と有名なひとたちの名まえを出されたが、確かに成長曲線はよく知られている。でもね、それを体験したひとから直接こうやってナマで聞くと、はじめて「ああ、なるほど!」と腑に落ちた。

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