いい会社に雇ってもらえそうな予感

いっしょに勉強している訓練生のひとたちから刺激をもらって、今日は休みの日でも少し勉強できた。幸運なことに、いまのクラスはみんなやる気があってまじめに勉強に励み、将来の就職を真剣に考えるひとばかりである。

「勉強、楽しいねえ」とか「〇月〇日からは〇〇〇が始まるから楽しみ~」とか、お互いにそんな会話ができることに感動してしまう。だってね、中学や高校でそんな話するってありえないでしょ? 「明日も勉強できるのが楽しみ~」なんて言わんよね?

二十代、三十代のひとが多いけれど、みんな社会人としてしっかり経験を積んでいて、こうして一時期勉強に専念できる機会を与えられていることに感謝しているみたいで、そういう若いひとたちを見ていると、いろいろと考えさせられる。

彼女たちは、きっとこれまで仕事にも真正面から取り組んできたからこそ、いまこんな風に勉強も熱心にできるんだろう。そんな彼女たちを見ていると、ああ、私はそこまでちゃんと仕事に向き合って来なかったとあらためて痛感する。

結局ね、私はこれまでずっと「他人軸」で生きてきたから、仕事もなにもかもすべてが「だれかに評価されるため」の手段に過ぎなかったわけだ。だから「仕事が自分に与えてくれたもの」とか「周りのひとが自分に与えてくれたもの」にまったく気が付かなかった。

いまようやく、以前にしていた仕事に感謝できるようになりつつある。あの仕事があったからこそ、いまの自分があるのだなあ……とやっとわかりつつある。

こういう気もちになれてきたのは、母に対して感謝できるようになったのがきっかけ。親の愛情に気づいて、それが当たり前ではないとわかってきたら、以前勤めていた会社にもありがたいなあと思えるようになってきた。給料がもらえるのも当たり前ではなかった。

この延長上に、次の就職先があるといいのだが。なんとなく、おそらくいい会社に就職できるような気がしている。私が変われば、出会うひとも出会う会社も変わるわけで、心理学の鉄則に従えばきっといいところに採用してもらえるはず。

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