採用していただけた

授業がはじまる直前、その会社から電話がかかってきて「採用になりました。来週月曜日から来てください」と告げられた。そして配属先は、昨日面接に当たられた3人目のかたの配下となった。電話が終わってからも、本当のことか信じられずしばし茫然。

取り急ぎ、授業の講師のかたにその旨を伝えると「おめでとうございます」と大きな笑顔で言ってもらった。訓練生のひとたちも次々とお祝いの言葉をかけてくれる。講義がはじまってもなかなか集中できない。

ぼーっとしていると、休み時間のたびに入れ替わり立ち替わり、いろいろなひとが「おめでとう!」と言ってお菓子をプレゼントしてくれる。訓練校の運営事務局にも報告に行くと、みなさん、心から喜んで祝ってくださる。

ああ、そうだ! 月末近くにカウンセリングの予約をしていたけれど、もう働き出すから行けない。カウンセラー先生に迷惑をかけてはいけないので、スマホでちまちま打ちはじめるがなかなかはかどらない。なにせ提出書類もいろいろあるし、トイレも頻繁に行きたくなるしで、ようやく発信できたのは放課後ごろだった。

カウンセラー先生からは、じきに返信があり、そこには温かいお祝いの言葉が述べられていた。ここまで来るのに多くのひとに支えてもらったが、私にもっとも深く関わってくださったのは、この先生だ。はじめてお会いしてからもう3年になる。

その間のいろいろな出来事に思いをはせると、いきなり涙があふれてきた。辛抱しきれずハンカチを当てて泣いていたら、近くの訓練生のひとが肩をさすってくれた。

これほど多くのひとが応援してくれたおかげで就職できたのだ。このブログの読者さんにも支えてもらっている。そして、こんな私でも必要としてくれる会社がある。ただただ感謝のみ。ありがとうございます。

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応援してもらえたらとってもうれしいです。

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