楽しみの幅が広がってきた

ずっとバタバタしていて放っていたが、12月下旬に受けていた健康診断の結果を受け取りに、病院へ行ってきた。ん~、本当は入社するときに会社に渡さないといけないそうだが、そのときには一部の結果が出ていなかったので、もうそれっきりになっていた。

休みでもちゃんと早めに起きて病院に行き、結果をもらったが、感染症検査の結果が全部「抗体あり」になっていてびっくりした。なぜB型肝炎の抗体があるんや? お医者さんは「知らないうちにかかって、知らないうちに治ったんだと思います」とのこと。ふうん。

午後は美容院へ。去年、訓練校でいっしょだったひとに教えてもらい、就職面接のまえに髪を染めてもらった美容院だ。こんなキチンとした?りっぱな美容院ははじめてだったが、1回目のとき、あまりにもカットがみごとだし、それにゆったりとくつろげてとてもいい気分になったので、これからはここに通うことにした。

職場では髪の色は明るくても全然かまわないようなので、今度はもっと明るめにチャレンジしたくなる。前回は面接が控えていたので、ナチュラルブラウンにしたけれど、今日はなんとピンクにした。いやあ、ピンクなんてちっとも知らんかったけど。

染めてもらってシャンプーが終わって、さあ鏡を見てみたら、本当にピンクがかった明るくふんわりした色合いになっていてびっくりした。うわ、女装もおもろいなあ。へええ、髪をいろいろな色に染めて楽しめるなんて、生まれてはじめて味わう楽しみだ。

このごろはだれとでもおしゃべりをするのも抵抗がなくなってきたし、お店のひととも会話を楽しめるようになってきた。そうだな、やっぱり私は変わってきた。

きっかけは、訓練校で若いひとたちが親身になってアドバイスをしてくれたことだ。とくにおしゃれについて、みなさん遠慮がちにアドバイスしてくれたけど、その気もちがうれしくて、じゃあ、すなおにそうしてみようかなあと思ったわけ。

いまは、会社に行くときも毎日化粧をしている。「サポートすること」が仕事なので、女性の「細やかな気配り」や「従順さ」といった要素が大切だと思う。それで、女性性を高めることを意識していて、そのひとつの策として化粧もしている。

私の性自認は「真ん中」で、おばはんでもおっさんでもないんだが、べつにどっちでもできるのだから、臨機応変に化けてみようと思っている。最近はどんどん「女性としての楽しみ」もわかってきたので、結局楽しみの幅が広がったなあというのが実感だ。

でも、そうなれてきたのはみんなのおかげだなあ。みんなが私に好意を持ってくれていて、私がちゃんとそれを「ありがとう!」と受け取ればいいだけだった。それは、新しい職場でも同じこと。やっぱり、みんな私のことを大切にしてくれているので、ただ感謝して受け取ればいいだけ。

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