休日は、それにふさわしく昼すぎに起き出す。エアコンをうんと効かせて、日がな一日「ポーの一族」にどっぷり。ホント、うつくしい絵だねえ。中学生のころはこの良さがわからなかったけど、いまになったらやっと堪能できるようになった。
おととしにポーの一族の新作が出たときは、40年ぶりの再開でテレビのニュースにもなっていた。この連載の単行本もキンドルで読んでいるけど、絵柄のちがいは悩ましいところ。以前のも新作もそれぞれにいいんだけど、う~ん、以前のもののほうがごくわずか魅力的かな?
さて、いまは検索すればいろいろなひとの意見が即大量に見られて本当に便利。で、前の絵柄のほうがよかったというひとがけっこう多い。若いときにしか描けないものってあるんだな。それにしても、多くのひとに愛されているすばらしい作品で、これはきっと古典になりそうだ。
マンガにひたり、音楽を聴き、休みの日は引きこもりライフにふたたび戻る。だけど、これをずっと続けるのもタイヘンだった。妙なもので、365日休日ってのもキツいものがあった。このあたりは、永遠に生き続けなければならないバンパネラの苦悩にちょびっと通じるものがある。
ふつうの社会と隔絶されたヒッキーってのもつらいんだよね。やっぱり「居場所」が欲しい。ふつうに会社に行って、ほどほど働いて、限られた休日を楽しむほうが落ち着く。