スゴい先生にしごかれた合唱練習5回目

今夜は、初回から4回目までとはちがう先生だった。発声にキビしいすごい先生だと聞いていたが、ホントに度肝を抜かれてしまった。私は声楽の知識がほとんどないので、大半がちんぷんかんぷんだったけど、ものすごい先生なんだということはしろうとなりにわかった。

その先生の声を間近で聴くと……あまりの迫力になんだか意識が別世界に飛んで行ってしまった。はあ……オペラ歌手みたい。しかも、なんだか日本人離れしている。私の父ちゃんがオペラ好きだったので、昔々よく聞かされたレコードみたいだなと思った。

「顔の幅でそのままストンと下まであるパイプになる」「軟口蓋を真上に引き上げる」「鼻に息を置く」「子音は唇で作り、母音は後方上方に飛ばす」「ため息で歌う」「ふくらんで花を咲かす」「ウラの軽いビートを作る」「拍子を刻まない」等々、あああああ、むずかしいわ!

はじめて聞くことばかりだったので、ほとんど理解できなかった。一度先生にモロに指差されて「全然横隔膜が動いていない」と言われたけど、んな膜、考えたこともないからね。ただ「みなさんのはちっとも音楽になっていない。音符を一個ずつはめていっているだけ」というのは、なるほどその通りだと思った。

ピアノもそうだけど、音を出すだけで必死なんだよね。初心者はそうだってば。だから、めざす方向はわかる気がするが、まだ発声はできてないし、曲も覚えていないし、ドイツ読みラテン語の発音もできていないし、すべてボロボロなんすよ。

むずかしいなあとアタマが痛くなったけど、市民合唱団でもこんなにキビしい指導をしてもらえるのはありがたいことだ。ウワサにたがわずスゴい先生だった。

ウチに帰ってからネットで調べたら、やっぱりスゴい経歴のかただった。ウィーンに長い間在住していたらしい。どおりでドイツ語の発音が、ようわからんけどなんだかすごかった。YouTubeに、その先生のシューベルトの菩提樹があったので聴いてみたが、わからんけどやっぱりすごいと思った。

で、ちょびっとだけ発声がわかったような気がするので、そうだ、明日からは横隔膜も意識して練習しよう。ふう。

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