今日でこの会社ともさようなら

引継ぎのことを思うと昨日からイヤでイヤで、寝る前にひとりでダダをこねているうちに、またYouTubeに逃避しちまって寝たのが深夜1時。今日はいろいろあるので6時にムリヤリ起きる。

今日一日シンボウすれば解放されるというのに、会社へ行く道々でも、後任のひとに会うのが気が重いとか、説明がウマくできそうにないとか、いろんなひとにあいさつするのが超メンドーとかすっごくイヤだった。

ところが、後任のひとに会ったらコロッと気もちが変わった。40代ぐらいの女性でとてもしっかりしたひと。そのうえシステム関係の仕事が長かったそうで、プログラミングが本職。ああ、なんだ、私はとっとと辞めて正解だよ! これからは、私が書いたヘタレプログラムをこのひとに直してもらうだけじゃん。

この業界ははじめてとのことだが、もともと優秀なかたなので、一を説明するだけで十わかってもらえる。思っていたよりも3倍くらいのスピードで引継ぎはスイスイ進む。ご本人は「アタマがごちゃごちゃです」と謙遜されていたが、なんの、私の1ヵ月分を1日で理解している。

私が作ったへっぽこエクセルなんか、な~んにも説明がいらなくて、とくに関数とかVBAプログラミングは一瞥しただけで「あ、コレは見るだけでわかります」 1シート1秒でおしまい。痛快じゃのう! いやあ、助かった助かった。てか、向こうさんは専門家だから、私がしろうととわかって「よくこれだけ作れましたね」と言ってくれたよ。

そーよそーよ、それなりにがんばったのさ。でもおもしろかったよ。なので「慣れたらデータの扱いはおもしろいですよ~」と私が言ったら、そのひとも「そうですね、この分野の知識がないから不安ですけど、データを触るは慣れていますから」とにっこり。

システム関連が専門なら、むしろそっちの仕事のほうがいいだろうにと思って、昼休みにそのことを尋ねてみたら「いえいえ、書類選考でことごとく落ちるんです」と言う。私「え? お若いのにそんなに落とされるの?」 後任さん「だって、もうすぐ57才ですよ」

え~~~っ?! 私よりひとつ年上っ? す、すんません、タメ口きいて。いやあ、すごく若く見えるんでてっきり10才ほど年下だと思い込んでいた。テキパキ溌剌としたかたなので若い。あ、ワシが老けこんでおるだけかいの? ホント、このごろは60近くだろーが70だろーがみんな若いよ。だから年金支給がおそくなって当然かね。

ほとんど同い年とわかってますます親近感が湧き、いいひとが後任に来てくれてよかったなあとほっとした。ついこのあいだまで、会社を辞めたあとに、後任のひとから仕事の質問電話がかかってきたりメールが来たりしたら、めちゃくそうっとうしいと思っていたけど、いやいや、このひとからなら全然かまわないよ。

いよいよ仕事が終わる定時まえになったら、上司が近くのひとたちを集めてくれて、ていねいにお別れのあいさつをしてくれた。図らずもつい涙が出てもうた。私もモソモソ最後のあいさつをしたら、そのあとにひとりのひとが花束と餞別の包みを持ってきてくれた。え? たかがパートのおばちゃんが5ヵ月で辞めるのに?

う~ん、う~ん……やっぱりいい会社なんだ。いいひとばっかりなんだ。なのに、辞めちゃうんだなあと少しがっかりした。

私はあまり花に興味がないので、せっかく花束をもらっても持って帰るのがめんどうなだけだった。しかし、ウチに帰ってひと息ついたら、百金のプラスチック容器に水を張って花を放り込んでおいた。つぶれかけていた花束は、時間がたつにつれてピンと伸びてきてシャンと広がった。

これまで花をじっとながめたことはなかったが、この花束は気になってしげしげ観察したり匂いをかいだりしている。まあ、ココの会社でちっとばかりはがんばったかね? きっと上司やみんながそのごほうびとしてこの花束をくれたんだなあ。ありがたくいただこう。

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