フタをしているつもりでも大問題は姿を見せる

夕方から合唱練習だが、今回から開始時刻が30分早くなった。これまで6時30分からだったのが6時に早まった。先生が来られるまでのあいだに、さらに練習するからだそうだ。私は日中ヒマなはずなのに、なぜかものすごく忙しくて6時ギリギリに駆けつけた。

どんな練習をするのか心配だったけど、これからやる予定の曲を先にどんどんとにかく歌う練習だった。ぜんぜん譜面を見ていない曲もおかまいなく進んでいく。でもまあ、私は小さいころにピアノを習っていたので、はじめて見る楽譜でもうっすらなんとかなる。

イヤらしいんだけど、周りのひとの様子をうかがっていると、やっぱり初見では歌えないひともある程度いる。そりゃ、ひとによって音楽経験がまちまちだから当たり前だ。それはアタマではよくわかっているんだけど、なんかねえ、自分はデキるんだという風にうっかり思ってしまった。

そして、そんな風に感じてしまった自分のことを、その直後に後悔して、モノスゴく責めてしまった。そんなコトを考える自分って、なんつー性格の悪いやっちゃと責めたんだよね。そのぐらいのことで思い上がるなよ、あれだけ歌がヘタクソなのになに考えとんのや?って責めた。

ああ、自分を責めるって非常によくないことで、その通り、そのあとにどーんと落ち込んでなんだかドロドロになってしまった。いやまあ、練習中はそれなりに集中していたはずなんだけど、自分と周りのひととを比べて、やっぱり冷静でいられなかったな。

自分が他人に対してどういう感情をいだいているかというと、結局のところ「劣等感」しか持っていない。ホント、それだけ。「優越感」は劣等感の裏返しだからね。

うわあ、まだまだ自分軸なんてできていないなあと思い知ってかなりつらい状態だった。こういうとき、カウンセラー先生だったら「でも、それが自分なんだから、そのありのままの自分をまず受け入れましょう」と言うんだ。

そのコトバを思い出して、ああ、そういう性格の悪い自分でも、よしよし、それがあんただよねえとなぐさめることにした。謙虚になんてこれっぽっちもなれなくて、劣等感のカタマリになってるのが、いまのあんたなんだよねえ。でもまあ、そんな性格になっちまった理由があったんだろさ。だから、いまはそれでしかたがないさ。

ウチに帰ってからもどよ~んとしている。やっぱりな、自己肯定感を上げるってことをいちばんに取り組まないといけないかね? そんな気がしてきた。ずっと見て見ぬふりしていたけど、やっぱり母ちゃんを許す、自分を許すという最大の課題に取り組むべきかね?

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