ただ気もちをわかって欲しい

あるひとから「相談」ということでメールがあった。長文が書きつづられていた。とても悩んでいる様子がひしひしと伝わってくる。とっさに、そのひとと電話で話したくなったけど、このひとは電話を好まないしいろいろ不都合なこともある。

だから、メールで返信することにした。私が書くと、全部心理学色の強い内容になってしまう。長年心理学のセミナーに通っているし、毎日カウンセラー先生のブログを読んでいるので、ついつい心理学フィルターを通して見てしまう。

しかしそれはねえ、結局相手をコントロールしかねないんだよね。そもそもアドバイスは「相手の考えを否定して、自分の考えが正しい」と主張することに近い。だから、カウンセラー先生はじっさいのカウンセリングでも、相談者から意見を求められたときにしか、自分の考えを話さないそうだ。

それはわかっているんだけど、ついつい私の考えをメールに書いてしまった。相手がどう感じるかはしかたのないことだけど。

いちばんいいと思われるのは、やっぱり会って話を聞くことかもしれない。忙しいひとだから会う時間を取るのは不可能に近いが、できれば会って、そのひとの気もちにただ寄り添ってあげたかった。

私自身がそうだけど、なにか悩んでいるときは解決策を求めるより、まず気もちをわかってもらいたい。ふうん、そうなんだ、それはつらかったねえと言ってもらいたい。

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