7:00起床。車内温度17.4度。昨夜、雨はやんだものの風はゴウゴウ吹いていた。だからというわけではないが、夜中に2回目が覚める。2度目は3時半ごろにしゃっきり起きてしまって、どうしたものかと4時にトイレへ行って、もう一度寝てみたら7時まで眠れた。ま、そういうときもあるさ。
道の駅「流氷街道網走」から見える荒波。これを見るとなかなか動く気になれない。
グズグズ朝食を取り、たらたらガイドブックをながめ、スーパーで買い物をしたり、ガソリンを入れたり。
ようやく走りはじめて東へ向かう。ここしばらく網走と斜里のあいだを振り子のように行ったり来たりしている。
気になっていた「小清水原生花園」に到着。
5~10月はJR原生花園駅が臨時に設置される人気スポット。
だけど、風がむちゃくそ吹いていて、とてもじゃないけど花を楽しむ気になれない。
原生花園のすぐ向こうはオホーツク海。おだやかに晴れていたら、きっと海の青と花園の緑がうつくしいはずだが。
海と反対側は濤沸湖(とうふつこ)があり木道も引かれているけれど、
狭い範囲なので見られるところがかなり限定される。
強風というのはなかなか暴力的で、絶えず吹きさらされているとしだいに気もちが萎えてくる。雨が降っていないだけマシなんだが、だんだんつまらなくなってきて早々と移動してしまった。
近くにある道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」へ。
風に痛めつけられたので、塩ラーメンになぐさめてもらう。
この道の駅はJR浜小清水駅のホームに直結している。
小ぶりの展望台に上がってみたが、
曇っているので山は見えない。晴れていたら知床連山が見えるらしい。
海は相変わらず波が高い。
道の駅併設ショップとして、アウトドアメーカーのモンベルが入っている。山登りをするひとにはうれしい。
きれいなビジターセンターとともに、
モンベルの広い店舗。今年4月に開店したそうだ。
じつは、いま履いている靴のファスナーが壊れていて、左はいつダメになってもおかしくない。右のファスナーもかなり堅くなっている。
靴ひもではなく細いワイヤーで、ダイヤルをキリキリ回して脱ぎ履きできるウォーキングシューズ。いいねえ。
何足も試し履きさせてもらって、ようやくあるタイプに決めたものの、サイズ切れで取り寄せとなる。入荷したらここへ取りに来ることになるが、するとだなあ、また網走方向に戻るわけで、このオホーツク海沿いをいったい何往復するのやら。
道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」を3時すぎに出発。あれ? ここに来たのが12時まえだったよね。いつの間に3時間も消えてなくなってしまったんだろう。
まじめにクルマを東→北東方向へ走らせて、ようやく「オシンコシンの滝」にたどり着く。これ見たかったんだ。
おお! 予想以上にダイナミックな滝で驚いた。まぢかで見るとものすごい迫力だ。
観光バスも停まっていたしおおぜいのひとが見物しているけれど、あまりにも規模が大きい滝なので、人混みも気にならずぼーっとながめていた。水しぶきの細かい霧が顔にかかってくすぐったい。滝のとどろきがおなかに響いて心地よい。
オシンコシンの滝のおかげですっかりいい気分になり、余力でトロトロ走って、道の駅「うとろ・シリエトク」へ。
「番屋」という漁師が夏のあいだ泊まりこんだ小屋をイメージした建物だが、とても広くて洗練されており、
内部も天井が高くて開放感たっぷり。
隣には「知床世界遺産センター」もあり、
こちらの展示もすばらしかった。
知床半島の立体模型がわかりやすい。
スタッフのひとが声をかけてくれたので、レクチャールームで知床についての15分映像を観る。こういうのがいちばんアタマに残るんだなあ。
今日の最高気温/最低気温は 15度/10度だったが、明日は 25度/13度まで上がるらしい。お、夏が復活するんだ!
明日を楽しみにしながら、今夜は道の駅「うとろ・シリエトク」で車中泊。