北海道放浪53日目 その1|美幌峠でヒトと反対側に登って楽園発見

8:00起床。車内温度19.1度。夏がもどってきて朝も暖かい。クルマの窓を開けると、ちょうどいい按配の風がそよそよ入ってくる。うれしくてしばらく毛布のうえにひっくり返って自然の風を楽しむ。はあ、極楽じゃ。

昨日発生した運転意欲はおとろえることなく、まあそうはいっても、私のノロノロ運転ではたかが知れているが、今日は美幌峠を踏んづけるぞ!と道の駅「パパスランドさっつる」を出発。

どんどん南下して屈斜路湖に出て、ここは「砂湯」。砂浜を掘ると温泉が湧く。お父さんがスコップで本格的に掘ってりっぱな湯舟をこしらえており、子どもが喜んで飛び込んでいた。

私も掘ってみたくなったのをぐっとガマンしてクルマに戻り、屈斜路湖のふちをぐるーっときれいに時計回り、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」へ。

この道の駅では「あげいも」が名物なので食べてみた。おいしいけど私は「いももち」のほうが好き。

道の駅のそばから遊歩道を少し登ると「美幌峠」。おお、うわさのとおり屈斜路湖がすばらしいながめ!

でも、あっちの丘が気になる。小道が見えている。登れるじゃん!

さっそく登ってみたら、10分足らずでこんなに広々とした頂上にたどり着いた。

ここからも屈斜路湖が一望できるし、

さらに、さっきまでいた美幌峠がこんなふうに見えてびっくり。峠直下の断崖が迫力あるねえ。

笹原に点在する木々がうつくしい。

そして、この丘のうえ全体も緑の原と低木があり、これはけっこうな楽園じゃないか!

おだやかな天気だったら、ここで寝ころがって昼寝でもしたいほどノビノビできそうなパラダイスだけれど、あいにく強風が吹きすさんでいた。
風が猛烈に吹いているので涙が出て、それが鼻水になって、その鼻水が糸を引いてぶっ飛んでいく。メガネまで飛ばされそうになる。

さきほどの美幌峠はこの風のなかでも観光客でてんこ盛りだったが、反対側にあるこの丘はだれもいない。しかし、あまりにも風が強いのでそこそこで降りてきた。

思わぬところに、自分好みの楽園がひそんでいるものだ。あらためて思ったが、やはりちょっとでも気になったらマメにのぞいてみることが大切だ。

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