北海道放浪63日目|秘湯豊平峡温泉、本格的インドカリーとの絶妙な組み合わせ

6:40起床。車内温度22.7度。まだ雨が降りつづいている。毎日雨ばかりで、夕張まで南下する気がなくなった。明日は晴れの予報なので、西に進んで羊蹄山が見えるところへ行きたくなる。

居心地のよかった道の駅「三笠」をあとにして、まずは道の駅「マオイの丘公園」に立ち寄る。レンガ造りの外観がいいな。

建物のなかの吹き抜け部分にもレンガが使われていて、やはり重厚でいい感じ。
平成8年の開業なので22年もたっているのに、レンガ素材はかえって良さが増しているかもしれない。

4階の展望台にのぼってみたが、雨なので近くしか見えない。

昼ごろに「豊平峡温泉」へ行く。定山渓温泉のすぐ近くにある。

この温泉は、あるブロガーさんの記事で知ったが、温泉もすばらしいが、本格的インドカリーも大人気らしい。

とても混んでいて評判のよさがうかがえる。セルフサービスなので、みんな両手にカレーとナンを持ってウロウロしている。
うわさにたがわず、カレーもスパイシーだし、ナンもたいへん美味。ナンっていくらでも食べたくなるなあ。

温泉の建物は、古い温泉で見かけるような造りでちょっとした迷路のように入り組んでいる。

撮影規制がきびしくて写真はこれだけ。

なかの湯船は、内湯も露天も温泉成分が床一面に結晶してまるで鍾乳洞のよう。気をつけて歩かないと足の裏がかなり痛い。
それだけ源泉がいいお湯らしい。露天は100人がいちどにはいれるとのことで、秘湯でありながら広大で開放感抜群。
山奥で秘湯とカレーがいちどに楽しめるめずらしい温泉だった。

さて、豊平峡温泉からまた西に進んで中山峠。そこにある道の駅「望羊中山」。時代を思わせる建物だ。

ここも、三笠と同じ時期に道の駅登録された初期の道の駅。「望羊中山(ぼうようなかやま)」とは、羊蹄山(ようていざん)を望める場所だからだそうで、このごろの道の駅はひらがなのなまえが多いので、望羊中山はむずかしく感じる。

晴れていれば、このあたりに羊蹄山が見えるはずだが、アスパラガスの塔しか見えない。

喜茂別町の特産がアスパラガスだからということで平成元年建設。ちょっと笑ってしまった。

温泉付近では晴れていたのにまた雨になり、ただ移動のみで道の駅「真狩フラワーセンター」へ。今夜の車中泊地。

真狩村は歌手/細川たかしの出身地らしい。銅像とかトロフィーとか展示されている。

フラワーセンターなので温室もあって、これは楽しい。

きれいなので思わず欲しくなったが、やっぱり手入れがめんどくさい。

昨日「いわみざわ公園」の大温室で気に入った「ゴールドクレスト」も売っている。
へええ、これ観葉植物でもあるんだ。でもやっぱりめんどくさそう。

夕方から雨がやんでほっとする。車上生活をしていると、天気の影響をモロに受ける。以前より少しマシになったけれど、やっぱり雨が続くとつまらないなあ。
年季の入った旅人ならば、雨でも風でも平然としていられるのかもしれない。その点私はまだまだ未熟だ。

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