放浪中「お金軸」を手放すトレーニングをした結果

昨夜は、早く寝なきゃ寝なきゃとアセりながらもネット徘徊をやめられず、結局早朝4時までダラダラやってしまった。なんなんだろ? ここしばらくネットにつなげられなかった反動だろうか?
けれども、そういう自分を責めないように意識して、まあそうしたかったんだよねえ、ネットが好きなんだよねえ、かまわないからいまから寝ようね、と自分をやさしくなだめてフトンに入った。

起きたのは9時半。昨日長時間昼寝したから睡眠時間の帳尻は合っているみたいで、すっきりとした目覚め。
それでも放浪旅の疲れはまだ溜まっているらしく、心臓のあたりに少し圧迫感がある。当分のあいだはいっそうユルユルモードで過ごすことにした。

放浪中は、朝一番に「さあ、今日はどこへ行きたい? どこでも行きたいところに行っていいよ。どこに行くのも自由だよ」と自分に言っていたものだ。
今朝も、さあなにをしたいんだろう? どうすれば自分が笑顔になるかな? とぼーっと考えてみた。

なんとなく外で食べたくなったので、まずはミスタードーナツへ行って朝食にした。そういえば、朝っぱらから外食したことは一度もなかった。それはやっぱり、自分に禁止していたんだと思う。「外食=ゼイタク=やってはいけないこと」という謎のルールを自分に課していたのだ。

放浪の目的のひとつとして「お金軸を手放す」ことをめざしていた。お金に左右されるのではなく、自分がどうしたいのか?を最優先させるトレーニングを意識的にやっていた。
「安いから買う」とか「高いから買わない」をやめて、値段に関係なく「自分が欲しいかどうか?」という感情にフォーカスするようにした。

とくに食べ物はしょっちゅう買うものだし高額なものはあまりないし、いいトレーニングになった。温泉施設も値段にこだわらず、迷ったときはむしろ高いほうを選んだ。

これを毎日やっていたら、ふしぎなことに「ああ私は豊かだなあ、自由に使えるお金が十分あってうれしいなあ」という気もちになってきた。そして、貯金の残高があまり気にならなくなってきた。

結局、潜在意識というのは優秀で、生活に破綻をきたすほどのゼイタクははじめから望まないようだ。1泊10万円ほどのホテルに泊まりたいとは、いまの段階ではそもそも思いつかない。でも数万円ぐらいなら一度は経験してみたかったので、これはやっておいてよかった。

やっぱり「自由度」がグンと高まったのだ。自分には車中泊でもホテルでも好きなように選べる自由があるという感覚が、体験してはじめてしっかり実感できるようになった。
そして「自分はいいホテルに泊まるのにふさわしい存在だ」と体感できて、やはり自己肯定感がアップした。

と同時に、お金では買えないゼイタクもあるとよくわかった。
それは「景色」であったり「天気」であったり「時間」であったりで、こういった要素はお金とはまったくべつの次元に感じられ、そしてこちらから得られる感動のほうがより強烈だった。

そして、景色も天気も時間も、わざわざ放浪しなくてもちゃんと地元で手に入るもんだよなあと思いはじめている。

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