内面に変化があると、それはやはり顔立ちや表情にもあらわれてくる。
ひさしぶりに会ったKさんは、ハッとするほど、ふんわりやわらかく豊かな面ざしだった。
Kさんは、ある創作活動をしており、しばらくまえからその活動一本で生きていく決心をされた。
きっと不安もあっただろうに、それでもいさぎよくライフワークを生きようとする姿勢がすばらしかった。
▼Kさんのおすすめで地中海料理のレストランへ。わあ、こういうお店は、私の好みど真ん中だ。
▼ランチもとてもおいしくてボリュームたっぷり。
私は以前から、Kさんは必ずプロになると信じている。
なぜなら、Kさんはつぎつぎと矢継ぎばやに作品を生み出しつづけているからだ。
そして、そのどれもが本当にすばらしい。しろうとの私がおこがましいけれど、Kさんにしかできない表現があふれていて魅了されるのだ。
なぜそんなに作品をつくりだせるのかがふしぎで、会うたびに根掘り葉掘りたずねてしまうけど、どうやらごく自然に作品の発想が湧き出てくるらしく、創造のからくりは私なんかには理解できない。Kさんは子どものころからそうだったという。しかもそれが楽しいのだ。
これだけ才能のあるひとなら、その道を生きて当然だ。
その証拠に、まえよりもずっと活き活きと豊かな表情になっていて、私もとてもうれしくなった。
Kさんはクリエイターならではの視点を持っているので、どんな話題でもふつうのひととはひと味もふた味もちがっている。
そして、なぜかカウンセラー先生が言われることと同じ考えがよくあらわれる。Kさんは、心理学のことはご存じないのにね。
心理学は、いろいろな流派があるからひとくくりにはできないが、私の体感では宗教に近いものと思える。以前、カウンセラー先生にそのことをたずねたら「心理学と宗教は同じと考えていいですよ」と言われたので、それでいいのだろう。
で、私が思うに、心理学的な考えかたが腑に落ちるときというのは「悟り」に似たものではないかと考えている。
そして、カウンセラー先生のセミナーを見ていると、セミナー全体にとてもクリエイティブなものを感じるし、それを演出しているカウンセラー先生自身はやっぱりアーティストなんだなあと思えてしまう。
だから私は、カウンセラー先生とKさんのなにに惹かれるのかというと、まずひとつは深い洞察力だ。
もうひとつは、アーティスティックな要素で、そのひとにしかできない表現力というものに感嘆する。
そして、私自身はとりたててなにも創作はできないけれど、Kさんやカウンセラー先生に接していると、いろいろ触発されて少しは動こうかな?という気もちになれる。
私の本性はぐーたらすぎて、ホンネに身を任すとなにひとつやる気になれずぼーっとしていたくなる。
そんな私でも、ライフワークを生きているひとたちの空気にふれると、ほんの少しなにかをやってみようかと思えるのだ。
もしかすると、Kさんとカウンセラー先生は、私をオトナにしようと導いてくれているのかもしれない。
私は「コドモ」というポジションからいまだ抜け出せていないけれど、ふたりにあこがれてついて行ったならば、いまからでも成長して「オトナ」をめざせるような気がする。
▼Kさんからいただいたレッグウォーマー。
先日私は、Kさんがデビューしたお祝いとしてお菓子を贈ったが、Kさんはそのお返しとしてこんなに上等なレッグウォーマーをプレゼントしてくれた。
私が冷え性とわかっていて、そして私の好きなチャコールグレーを選んでくれた。
心も足もほかほかあたたまる。
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