寒波が来ているそうだが、奈良県と大阪府の境にある二上山は雪が降るほどでもないか。
登山口までは国道166号線をたどる。この道路は「竹内街道」でもあり、日本最古の官道らしい。いちばん高いところの標高が289mなので、めったに凍らない。とちゅう電光掲示板で気温が表示されており、いつもいちおう見ておく。今日は2度だった。
駐車場を出発するときはふつう?の曇り空、雨は降らないかなあ?と思って、傘は持たずストック2本にした。両手でストックを突いて歩くと、やっぱりラクなんだよね。
▼「万葉広場」からの眺めも寒々しい。
▼今日は「雄岳」まで行ってみた。真冬の低山らしい頂上で、しんと静まり返っていた。
▼雄岳頂上の温度計は0度をさしている。
下りはじめたら、雪が降り出した。雪といってもごくこまかいやつでチラチラ舞っている程度だ。積もる気配もない。
それでも、上着や帽子がしっとり濡れてしまって、ああ、やっぱり傘にしたらよかったと後悔する。
そうなんだ、寒気が入っているときって、山の上では雨や雪になるんだね、といまごろ悟る。
山の天気も地上の天気もさっぱりわからんのだが、もうちょっと天気予報をしっかり見ておこう。
二日ぶりに歩いたが、またしても筋力アップを実感する。
少しだけのちがいでも、とくに下りで足の運びがラクになっていて、いやあ、ホントに筋肉は正直すぎるとうなった。
ネットを見ても、たとえば筋トレしているヒトなんかが「筋肉は裏切らない」などと書いていて、まったくもってそのとおりだ。
一日やれば確実に変化があらわれる。仕事なんか何日やってもアホのまんまなのに、二上山に一回登れば、筋肉だけは勝手にたくましくなってくれる。
そして、カラダの変化はやはりココロにもおよぶ。
すがすがしく、そして落ち着いた気分になれる。いろいろなことすべてが、どっちでもよくなる。なんでもいい。いまのままでいい。
そう、いまのままでしあわせなんだ。
だからいま以上にあくせくなにかをしようという気が起こらなくなってきた。
仕事も週3日でじゅうぶんだ。お金よりも休日を大切にしよう。
いまならまだ筋肉も発達してくれる。クルマの運転もまだできる。登りたいという意欲も湧いてくる。
そういうことができなくなる日がいずれやってくるのだから、いま与えられている能力を大事にして、これからももっと山に向かおう!