良くも悪くも仕事に翻弄される私

アタマの中が仕事一色になっていてツラい。
ああ、もっとライフワークのことを考えたいのに、仕事にばかり気を取られてしまう。

それだけ私はキャパがちっせーヤツなんだよね。
すぐにいっぱいいっぱいになっちまうのさ。

今日もあきらめて、しおしおと会社へ向かう。
でも休憩室のそうじは好きだ。だれもいない休憩室をササッとホウキで掃いて、机の上をぞうきんで拭く。

楽しいのは、その次の過程で、床の拭きそうじを1日1枚ずつやっている。
1枚って、床材の1枚のことで30cm四方ぐらいかな? アレを1日1枚ゴシゴシみがいている。

ホントはなにか洗剤を使ったほうがずっときれいになるけど、ニオイが残るとマズいので水拭きだ。
でも、水だけでもけっこうピカピカになるので、目下この枚数が増えていくのがすっごく楽しみだ。

いつかだれか気づくかな? いや、そんなスケベ心はあかん?
いややっぱりだれかに「まあ、春子さんがやってくれたの? ピカピカじゃない!」って言うてほしい?

けれでも、すなおな実感として、やっぱりそうじがおもしろい。汚いモノがピカピカになるというその「変化」が好き。
う~ん、スーパーの清掃に就職したほうがよかったかなあ。清掃の仕事だったら、ココの仕事ほど悩まないで済んだかもなあ。

なごりおしいがぞうきんを洗って干して、緊張しながら仕事場に入っていく。
でもまあ、いつものことだけど机に座っちまったら粛々と仕事をするだけ。数時間が1時間ほどの感覚で飛ぶように過ぎ去る。

帰り道、ひとりのベテランパートさんに声をかけられた。
長い髪をふんわり下ろしたあのきれいな年配女性Yさんだった。

ニコニコして「いっしょに帰りましょう」と言ってくれる。
しばらく仕事のことをいろいろ話していたけれど、Yさんが「どう? 困っていることはない?」と訊いてくれた。

「なかなか覚えられないんですが、だいじょうぶです。困ってはいませんよ」と答えると、「そう、よかった。日中忙しくてなかなか聞けなかったけど、ずっと心配で」と言う。

わあ、そんなに心配してくれていたなんて……
でも、Yさんが気にかけてくれていたことは、なんとなくわかっていた。そして、それはYさんに限らず、ほかの先輩パートさんもそうだった。

で、Yさんに聞いてわかったけど、ここのパートさんのなかで、どうやら私は年下の部類に入っているようだ。60代のヒトが多くてびっくり。みなさん若く見えるねえ。それにキビキビテキパキ仕事をされていてすごい。まあ、いまの時代、実年齢よりマイナス10才ぐらいで考えたほうが現状にかなっているね。

私はトシが下ということもあり、そいでもって頼りなくオタオタしてるもんだから、みなさんワラワラと寄ってきて手取り足取り教えてくれるみたいだ。

Yさんご自身は「私も入ったばかりのときは、すごく緊張してお腹が痛くなったのよ。さいしょは〇〇部に配属で、そこでやっと慣れたのに、△△部に異動になったら、またお腹が痛くなっちゃって」と話してくれた。

えーっ? そうなんだ、Yさんみたいに落ち着いてよくデキるヒトでもさいしょはそうだったんだ。
ふうん、じゃあいま私の心臓がゴトゴトいってるのも、まあ当たり前か。

別れ際にYさんは「なにかあったらすぐに相談してね。せっかくだからがんばってつづけてね」と言ってくれた。

たまたま仕事でいっしょになっただけなのにね。そんなふうに言ってくれるひとに出会えるなんて、思ってもみなかったよ。

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