憧れのひと

ほんの少しずつ体調が戻りつつある。でもまあ、ちょびっとだけで相変わらずしんどいんですわ。
今日はようやく休みだというのに、早朝覚醒がビシッと発令されちまうし。

せっかくの休みの朝に、なんで4時に起きなあかんねん?
しかしまったく眠れないので起き出して、カウンセラー先生が書いたライフワークの本を読み直したりしてみる。

「あなたが憧れる人はどんな人物でしょうか?」という問いを読むと、いつも鼻血が出そうになる。
あたいにはさ、憧れて久しいヒトがふたりいるのさ。

ひとりはピアニストB氏。もうひとりは著述家でもある精神科医K氏。
ん~、どうして私は、こんなに崇高な人物ばかりに惹かれてしまうんだろう?

ふたりともあまりに畏れ多いから、本名なんて書けねえよ。
あ、妹が誤解しないように注釈。精神科医K氏は春日武彦じゃねえよ。もう亡くなったあのM.K.さんだ。
てか、妹よ、引っ越しだいじょうぶ?

さて、心理学の初心者向けセミナーでは、この「あなたが好きなひとはどんなひとですか?」というクイズがよく出される。
そして「そのひとのどんなところが好きですか?」という質問がつづくのがお約束だ。

で、受講しているヒトたちがひとしきり紙に書いてみたり、もしくはグループでひとりずつ発表したりしたあとで、タネ明かしされる。

それは「その憧れのひとが持っている要素を、あなた自身が持っています。あなたが持っているからこそ、その要素をその人物に『投影』して見えてくるのです」というものだ。

コレ、心理学の投影をぜんぜん知らないときにやると、だいたいえーっ?! ウソーっ?! ありえへん!ってなる。
でも「自分にないものには関心を示さない」のが心の世界だ。「だれかに見えるモノ」は、すべて「自分自身が持っているモノ」だ。

だから、強烈に好きなひとや憧れのひとがいるっちゅうヒトは、そのヒト自身にも同じ魅力が強烈にあるということになる。
ふふふ、楽しいねえ、これだから心理学はやめられへん。

ライフワークの本を読んでいるうちに気分が上向いてきたので、ひさしぶりに二上山へ行く。体調が悪かったので一週間ぶりだ。

▼いやあ、カラダが重くて、坂道がコタえるのなんの。ひい、ふう。
20190316二上山 (1)雌岳への登り▼なんとか雌岳頂上までたどり着いたけど、雨が降ってきた。あれ?街は明るい。晴れてるのか。
20190316二上山 (2)雌岳山頂手前からの眺め寒いしー、風も強いしー、雨だしー、コレ、なんの罰ゲーム?
まあ、山登りってホンマ天気しだいだから、こういう日もあって当然。つまんないから速攻下山開始。

降りてきて、フラフラになりながらクルマに逃げ込む。
インスタント抹茶オーレを飲んで、はあ極楽、といつものパターン。

そうだ、憧れのひとに「深田久弥」も追加しておこう。
深田久弥は名著「日本百名山」を記した文学者・登山家。(1903年3月11日 – 1971年3月21日)

久弥は茅ヶ岳で亡くなった。友人らと登っているとちゅう脳卒中を発症して急逝。山頂まであと少しの場所で、「足を踏み出したままの姿勢で、巨木のように倒れ、一瞬にして意識を失ってしまった」。

『心臓の鼓動が止まって、三月二十一日、午後一時、深田君は還らぬ人となった。(中略)。僕達は眠った深田君の傍で、刻々色調の変ってゆく富士を眺めながら、黙然として、暗然として、悄然として佇んでいた。』

山登りが好きな連中は、よく「深田久弥みたいな最期を迎えたい」と言っている。
私もそう思う。憧れの逝きかただ。

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