若手コンサートで、飾らないすなおな音を楽しんだ

今日もげんなり、早朝覚醒。
いや、しかし有意義に過ごそう。さっさと起きて、仕事の資料を作成する。

▼ようやく完成。朝はやっぱりはかどるわ。
20190317 (2)仕事の備忘録
ぜんぶで493項目。ネットで検索してわかったデータを五十音順にまとめた。
結局1ヵ月以上かかってもうたが、これでやっと安心だ。ふう。

とはいえ、まだ整理していないメモが、うへへ、80枚ほどおますねん。
いやいや、備忘録ってその日のうちにまとめないと、かたっぱしから忘却のかなたへ行っちまう。

しかし、もはやエネルギーが枯渇してしまったので、なにもせずしばらくぼーっとして、昼前からはコンサートに出かけた。

▼わりあい近場で開催されたコンサート。
20190317 (1)コンサート
無料のヤツね。タダだからホイホイ行ってみた。
若手演奏家による合同コンサート。

どんな感じかなあ?と思っていたが、いやいや、すばらしい演奏が多くて感動したよ!
若いヒトの演奏というと、テクニックバリバリ全開というような先入観を持っていたけど、ぜんぜんそんなことはなくて、音楽的によく歌えている演奏でびっくりした。

ええと、「音楽的」ってよく言われるけど、具体的にはどういうことかな?
私個人の考えとしては「演奏者の伝えたいことが、聴き手にダイレクトに伝わってくる」というのが「音楽的」なんだと思っている。

十数人の演奏者で、ピアノ、バイオリン、ホルン、サクソフォン、声楽などさまざまで、あ、すごくおもしろかった。
そのひとの個性がよくわかるし、そのひとらしい「音色」が楽しいねえ。

でも、知らない曲が大半だった。ぜんぶで19曲あったが、そのうち知っているのは5曲だけ。なので、2回ほど爆睡しちまったぜ。

ピアノでよかったのは、シューベルトのソナタを弾いたヒト。
そんなに完璧じゃないけれど、抒情的で繊細な音を出せていて、うん、ワシはちょっと涙が出たよ。

ソプラノの女性も、すごく美声でおどろいた。
すなおで透明感のある声で、ずっと聴いていたいと思ってしまう。

ピアノ演奏者で最後に弾いた男性は、イスに座ってからぜんぜん弾きはじめない。
まあ、そういうヒトはときどきいる。私はどちらかというと、すぐに弾くヒトのほうが好き。ピアニストB氏が、イスに座るやいなや間髪いれずに演奏するタイプなんで。

でも、今日この男性が、宙の一点に視線を据えて、じーっと動かない様子はなんだかとてもよかった。
その長い無音のときを、会場にいるみんなで共有していることが好ましかった。

ようやくおもむろに鍵盤を押さえて出した音は、ブラームスにふさわしい重厚な音で心に染み入った。
ああ、若いヒトの演奏でもいいものだなあ。

トリは、ソプラノのアリア。ものすごく演技力のあるヒトで、さすがにトリを飾るだけの力量たっぷり。
迫力満点の表情と歌声に仰天したね。歌というより、演技のほうに惹きこまれてしまった。

管弦の伴奏をつとめていた男性ピアニストの演奏もすごくよかった。
総じて、どの奏者も自己主張をしない出しゃばらない演奏が多かったかな。

欲を言えば、もっと個性が強い演奏があってもいいかもね。
若いんだし、オレがっ!あたしがっ!っちゅう、ギラギラしたパフォーマンスも見たかった。

ひさしぶりに生の音楽にひたれてしあわせだった。
山ばかりでなく、これからはコンサートに行くことも意識してみよう。

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