いまさら「音楽の4年制大学をめざす」理由

私は、これから大学へ進学することにした。

で、なにをやるにしても「目的」が重要だ。心理学では「ヴィジョンを描く」とよく言われる。
「なりたい自分」をありありと思い描くことだ。

先日、カウンセラーO先生にも「春子さんは、将来どうなりたいの?」と尋ねられた。
とっさに思い浮かんだのは、自分が「ステージで、ピアノのそばに立っている姿」だった。

ただ、正確に表現すると、その自分の姿は「半透明」だった。
私はクラシックの曲を演奏したいのだが、すごくおこがましいけど、できることならその作品の「触媒」になりたい。「自分」を消して、その「作品」だけが存在している状態をめざしたいのだ。

それをO先生に告げると、「じゃあ、わざわざ大学に行かないでも実現する方法はありますよ」と先生はおっしゃる。

しかし、よくよく考えると「大学に行って、ずーっと音楽の勉強をすること」も私にとって非常に魅力的なのだ。

だってね、去年ちょびっとだけ合唱に行ってたけど、そこで指導している先生のハナシがおもしろくてたまらなかったんだ。
「この不協和音!」と言って、先生がバーンとピアノを叩く。「コレを出してほしい! この不協和音があるからこそ、この先のあの和音が天上のうつくしさをあらわすんです! バッハの意図はソコにあるんです!」

ああ、ああ、わかる! そうだよなあ、うん。私はぜんぜん歌えなかったけど、そういうハナシを聞いているだけで、うれしくてしょうがなかった。
もうね、毎日そういうコトばっかり聞いていたい。音楽のことだけ考えていたい。音楽が大好きなヒトといっしょにいたい。

あの合唱の先生ったら「ボクの前世はドイツ人なんです」なーんて笑いを取ってたけど、そんなことばかり言い合える環境に身を置きたい。
音楽の勉強だったら、どんなにむずかしくてもできなくても、べつになんでもいいから、とにかくソバにへばりついていたい。

だから、4年制の大学をめざすことにしたんだ。

それで、じゃあどこの大学にするか?
ええと、私は大学受験の経験がないし、それに音楽専門の勉強がどういうものかがまったくわからない。
だから、大学のちがいもわからないんだよね。

で、先日のカウンセリングのときに、それこそ音楽大学をふたつも出ているO先生に相談していたら、
結局、O先生は「ああ、そういうことなら『某芸術大学』に決まりね」とおっしゃった。

はあ、じつは私もソコに行きたかったんだよ。
だから、O先生が例によってスパッと言い切ってくれて、ものすごくうれしかった。


そして、今日は父の命日だ。
父はまだ独身だったころ、ラジオでベートーベンの「田園交響曲」を聞いて感動し、それからクラシック音楽を聴くようになったと言っていた。

たぶん父ちゃんは、私が音楽を学ぶために大学をめざすことをよろこんでくれるだろう。
「やりたいように生きたらええよ。好きにせえ」と応援してくれるはずだ。

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