お好きな「宝石」をおひとつお選びください

先日、44年ぶりにピアノのレッスンを受けに行って、大醜態をさらしてしまった。
自分が好きこのんでやっちまったことだから、もういまさらどうしようもないけど、思い出すと仕事中でも絶叫しそうになるわ。

いやあ、つくづくアホやわ。
ホンマ、こんな救いようのないドアホはそうそうおらんわ。
悶死寸前。

だのに、先生は次のレッスンの課題を出してくださった。

・ハノン 1番
・ツェルニー30番の18番
・バッハ インベンション 2,4,9,11,13のうち、どれか1曲

ふおぉ、こんなふうに「次にやる曲はコレコレです」って指示してもらうのが、ほんと44年ぶりだから非常に感動した。
はあ、ホンマにこれからレッスン受けるんやあって思って、ぼーっとしちまった。

それで、ハノン1番はずーっと弾いているから、まあ当たり前かな。

ツェルニー30番の18番は、先生は「手に負担のない練習曲」として選んでくれた。
ふうん、ツェルニーって1番から順番にやるもんだとばかり思っていたから意外だった。

そして、バッハのインベンション!
ふへぇ、このワシがとうとうインベンションを習うとはねえ。気が遠くなりそう。

「インベンション」というのは、バッハが作曲した練習曲で、ぜんぶで15曲ある。
そのうちから「2番、4番、9番、11番、13番」のどれか1曲を選んで練習することになった。
ふうん、ワシが選んでエエの? びっくり!

インベンションのCDは1枚持っていて、ピアニストB氏の弟子T氏が演奏しているもの。どの曲も大好き!
あ、でも番号だけじゃ、ワシはさっぱりわからんのよ。

つぎの画像は、春秋社が出している「バッハ集 4」のインベンションの目次。
この楽譜は、ずっとまえにピアノのブロ友さんに教えてもらって中古で買っていた。

▼インベンション2番。
これ、むっちゃキレイだよねえ。弾けたらいいけど弾けそうもない。
▼インベンション4番。
これもすっごくいい曲だよね。でも、とちゅうで長~いトリルがあるからダメ?
▼インベンション9番。
これは……なんとかなる? う~ん。でも、ホントうつくしい曲だしなー。
▼インベンション11番。
音符詰まりすぎ。左手トリルもムリ。
▼インベンション13番。
好きだなあ、かっこエエなあ、でもなあ。

5曲とも好きだから、迷いに迷う。
なんかさあ、「どれでもお好きな『宝石』をどうぞ!」って言われたみたいだよ。
ああ、こんなにときめくなんて夢みたいだね。

▼それで結局、9番にした。「哀しみ」がはかなく続くような旋律がとても好きなので。

詩人の尾崎喜八が「お花畠」という詩で、山で憩うよろこびを「あの透明な美酒のような幸福」と書いていた。
それは山だけじゃなくて、音楽もまさにそのとおりだね。

そして、音楽のほうが「純度」が高いかな。
なにぶん山はお天気しだいだけど、音楽はつねにうつくしい。

まあでも、うつくしいのは一流の演奏家の手にかかった場合だから、それをいまから練習するってのは、ぜんぜんべつのハナシでござんす。

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