ツェルニー、死にそうや。
ワシの心臓の具合が悪なったのは、ツェルニーのせいや。
あのね、「ツェルニー」って作曲家のなまえなんです。
ベートーベンの弟子のひとりでね、そのツェルニーっちゅうヒトが、おもくそぎょうさん練習曲を作曲しとるんですわ。
で、ピアノを勉強するヒトは、たいていその練習曲にめちゃんこ苦しむことになるそうで。
いやあああああ、ワシも地獄の苦しみでしたわい。
だってさあ、やってもやってもガッタガタなんですわ。
音のツブがそろわへん。音がぬける。速さが乱れる。
ま、延々とキリがないので、ここはもう「妥協」ですな。
いやもう、石とか投げて！ ツバ吐いて！ だれか往復ビンタしてっ！
▼ツェルニー30番 – 18番
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