すべては「うつくしい音」のために

今日はやっとパートが休み。
いったん6時に目が覚めたけど、しばらくしてもういちど寝られたので、ひさしぶりに9時に起きた。

でも、次のレッスンが5月7日、練習できるのがあと3日しかなくて蒼くなる。
毎週かならず締め切りがあるようなもんで、ずーーーっとアセりまくってる。

前回のレッスンでは、アルペジオ(分散和音)の弾き方を徹底的に教えていただいた。

▼ツェルニー30番の15番
最初の2小節だけでも、15分ぐらいかけて非常にくわしくご指導いただく。
一音一音、指の位置、手首の高さ、回転のかけ方等々、ひええ~~~、アルペジオってこーーーんなふうに弾くんだあ!と超絶感動。

圧巻だったのは、2小節めの下りのところで……、えっ?! そ、そんなのアリ?!
先生いわく「そんなとこ、通ったことないでしょ? でも、ソコ通れるでしょ?」

はあ……
はあ…………
そんな抜け道みたいなの、あるんだ……

思わず「そんなの、生まれてはじめてです」って言っちゃった。
レッスンのたびに、目からウロコがボロボロなんだけど、いやいや、すごいなあ。ただもう、すごいなあ。

で、私はもちろんできないので、先生が私の手を取って、一音ずつ動かしてくれる。
うわあ、ピアノでこんなのやってもらうのも、生まれてはじめて!

バイオリンはね、いっちゃんさいしょは、先生がうしろから二人羽織みたいに弓を動かしてくれたけどね。

ああ、でもアルペジオむずかしい。すぐにはでけへん。
なんかもう、「基礎がぜんぜんできてない!」っちゅうて猛特訓やってる聖真澄状態だわさ。
って、妹にしか通じへんネタ? 聖真澄って有吉京子のバレエマンガ「スワン」の主人公ね。

んでも、先生の「ソコ通れるでしょ?」におもくそ感激して、よっしゃ! 通ったろ!っつーて毎日毎日練習しとる。
うつくしい音のための理想のラインってあるんだねえ。

てか、アルペジオにかぎらず、ただただ「うつくしい音」のために、どう指や手首を動かしたらいいのか?を追求することになるんだなあ。

そして、自分が出す音を聴き取って、それをまた手にフィードバックする。
ひたすら聴き分けて、弾き分けて、の繰り返し。

私が言うのもおこがましいけど、「神は細部に宿る」ってことばを思い出した。

でも、レッスンのときはいちばんしあわせ。
「どうしたらうつくしい音を奏でることができるでしょう?」ということだけ考えていたらいいなんて、究極のパラダイス。

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