「老い」をそのまま受け入れるってむずかしい

仕事から帰って、ウチのマンションの郵便受けを開けようとした。
よくあるダイヤル式のカギがついた郵便受けなんだけど、なんと、鍵の回し方を忘れてしまった。

思い当たる番号2つで、グルグル回してみたけど、どういう組み合わせでも開かなかった。
えーっ? 昨日まで毎日開けてたのにっ?!

しばらくグルグルやってから、ふと諦めた。
ウチに戻れば、鍵の開け方を書いたメモがあるから、それを見ようと思って淡々と階段を上った。

そういえば、母ちゃんが一時入居していた老人ホームで、部屋の鍵を開けられなくて困っていた女性がいたねえ。
たぶん80才超えたひとだったけど、手に鍵を持っていても、それを鍵穴に差し込んで回すという動作を思い出せないようだった。

私がたまたま見かけたときは開けてあげたけど、そのうちにヘルパーさんがいつも開け閉めするようになった。

で、ワシもとうとう郵便受けを開けられないときが訪れたのかと感慨深かった。
ウチに戻って開錠のメモを見たら、「右へ2回→5、左へ1回→7」と回して開けるとわかったけど、え?そんなに複雑な回し方で毎日開けてたことに、また仰天した。

たぶん、手の動きで勝手に覚えていたんだろうけど、今日その神経回路へのアクセスが突然不能になったんだ。

「カラダでなにかを覚える」というのは、もしかしたら限界が来たのかね?

だから、暗譜ができないんだね。
とくに指使いは「手で」覚えられない。しょうがないから「指番号を暗記」している。数字の羅列を丸暗記するという、珍妙なピアノの練習だ。

ツェルニーとインベンション、ひたすら「この音は何番」ってのばっかりクソ暗記してたら、さすがにげんなりしてきた。
だって、どうせすぐに忘れるじゃん。

悲しい。

さらに、ベートーベンソナタ1番1楽章では、押さえられない和音がウジャウジャ出てきた。
ちょっとムリして弾いてたら、小指の付け根がすごく痛くなっちまった。

なので、昨日一日は大事を取ってぜんぜん練習しなかった。

じゃ、今日はどうだったかというと、恐ろしく弾けなくなっていた。
たった一日練習しなかっただけで、1ヵ月分ぐらい後退しておったわ。

悲しい。

ああ、これが老いるってことなんだなあ。
今日はすなおに落ち込んどるわ。

てか、ベートーベンソナタ1番、これムリじゃないかね? 中止になる?
モーツァルトのソナタだったらどうなんだろ?

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