「痛い」ってのは「痛いだけ」で、それは「悪いことじゃない」とフラットにとらえてみる

毎週火曜日は本来ピアノレッスンなのだが、お休みをいただいて病院へ行く。
前回整形外科で「念のため、膠原病内科を受診せえ」って言われたもんで。

膠原病内科のお医者さん、「内科的にはなんにもありません」
んで、ワシの手のX線写真見ながら「関節、ちょっと変形してきてますね。軟骨減ってます。だから痛いんです」

はあ、そう。

「軟骨の丈夫さは生まれつき決まっているんです。これはね、もう治らない。これからはウマく付き合っていくしかしょうがないね。割り切ってください」

なるほど。いや、そうじゃないかとウスウス感じていたから、はっきり言ってもらえてよかった。
だって、もう9年近く痛いんだもんね。

ただ、わずかの望みを託して尋ねてみた。
「あのう、シロウト考えで恐縮ですが、更年期障害とかは無関係ですか?」
「いえ、関係ないとは言えないので、じゃ、婦人科を受診してください」

なので、お次は婦人科へ行ってみる。
でもさ、ココのM山先生が苦手でさ。数年まえ、更年期障害がヒドくてずっとホルモン補充のクスリ飲んでたのに、とちゅうでいきなり「もう処方しません」って言われたんだよ。

「え? どうしてでしょうか?」
「ガンになるからです。ガンになってもいいんですか?」
「…………」

とまあ、なかなかインパクトのある先生だったんだけど、まあ、そんなやりとりになったのは、当時ワシの自己肯定感が低すぎたからだよね。

でも、わざわざまたM山先生を受診するのもなんだから、受付のヒトにコソッと「べつの先生にしてください」って頼んだらOKしてくれた。

そしたら、こんどの先生はすごくよかった。
指の関節痛は、更年期障害ではあまり出ない症状らしいけど、そもそもワシはまだ、ホットフラッシュと足の冷えで困っているのを訴えたら、「じゃあ、漢方薬をお出ししましょう」とすぐに言ってくれた。

「もしかすると、関節の痛みもやわらぐかもしれません」とのことなので、とりあえず1ヵ月処方してもらった。わぁい!

でもなあ、あんまり見通しはよくないよな。
ん?「よくない」って決めつけたらあかんかね?

そうだね。「いま指関節が痛い」ということは、「いいコト」なのか「悪いコト」なのか、それはだれにもわからない。
「痛み」があるがゆえにもたらされる「恩恵」も必ずあると思うんだよ。

だって、カウンセラーN先生がつねづね言われるとおり、「人生、必要なことしか起こらない」のだから。

なので、指に関しては「ああ、痛いんだな。そう、痛いだけだな。それはべつに悪いことじゃないな」と思うことにした。

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