初体験|「もの忘れ外来」受診した

あのさ、それでなくてもピアノとパートでぱっつんぱっつんなんだから、イベントはできるだけ分散したいのに、なんでこないなスケジュールになるん?
たしか昨日だったよなっ?! マンションの売買契約がっ!

もうワシにはわかりまへん。たぶんそーゆー流れっつーか時期っつーか、きっと「天の采配」でございましょう。

あー、睡眠5時間ちょっとしか取れてへんけど、なんでもいいから「もの忘れ外来」のある精神病院へクルマで向かう。十日まえに電話で予約した病院だ。ネットで見つけたとこで、ウチからいっちゃん近い。

まずは、電話で受け付けてくれたヒトが直接面談してくれた。びっくりしたけど、こないだワシが電話でワーッとしゃべくり倒した内容を克明に記録してあった。す、すげえ! ワシ、ヒトのハナシをリアルタイムで理解でけへんから、こげなヒトは天才に見える!

で、どうせ職歴とか訊かれると思てたし、ソレを自分でぜんぜん覚えてないし、メンドくさいから履歴書を印刷したヤツを見せといた。
そのヒト、「いやいや、そこまではけっこうです」って言ってたけど、ひと目でわかって便利やん?

ブログでもよく書いてるとおり、「48才のとき、コンビニパートで仕事をまるっきり覚えられへんで難儀した」ハナシをまたまた繰り返す。ホントにそれがはじまりだったもんな。それ以来、どこ勤めても「仕事ぜんぜん覚えられんアホ」とか「遅すぎる」とか罵倒されまくってきた。

そのとおりやと自分でも思てたけど、今回は「退職勧告」されて、しかも「病院受診」まで勧められたからさすがに仰天した。

そういえば、昨日の売買契約でも困ったことがあった。まあ、取引に支障はないけど、はは、「買主さんの名まえ」を忘れてしもうたんよ。だから、あらためてこりゃヤバすぎって思たね。もちろん事前に不動産屋さんからメールで知らされているし、大量の書類に連名で署名してるのに、コロッと忘れた。さすがにフツウじゃねーな。

そしたら、今日もその面談してくれてるヒトの名まえをやっぱり覚えられなかった。職名も忘れた。以上。

お次は心理テストだった。別室で臨床心理士のヒトからどっちゃり検査されたわ。
認知症の検査、えへへ、昨日ちょびっと検索しちゃった。こんなんあかん?

なので、定番の「100から7を順番に引く」とか、「桜、猫、電車」を覚えるとか、ごめんちゃい、知っとりましたぁ!
けれども、知らんかったテストもいろいろあったよ。

「つぎに言うことばを覚えてください。『顔、絹、神社、百合、赤』」

ごくふつうの早さで1回しか言うてくれへんイケズなテストや。
うむ、そう来たか、ならイメージでいてこましたろやないけっ!

ワシはとっさに「顔、その顔に絹の布がかけられている。その死人は神社のなかに安置されている。神社のそばには死者にふさわしく白い百合が咲いている。が、その百合の花が瞬時に赤く変化した」というイメージストーリーを思い浮かべた。

イメージストーリーって、関連のないモノを覚えるときの記憶法の一種なんだ。コレはずっとまえに「記憶術セミナー」で習った方法。連続セミナーだったから、最終的には50~100個の無関連単語でもこの方法で覚えられるトコまで指導してもらった。

なので、その5分後に尋ねられたときでも再現できた。
そういったかんたんな記憶検査のほかにも、図形をまねて描くとかもあった。「11時10分を指している時計を描く」ってのもあったけど、ああ、ソレまえに職業訓練のときにやったからだいじょうぶ。

やってて自分でもわかったけど、このぐらいのテストはあんまり問題ない。だいたい気合い入っとるし。
でもなあ、困っとるんはヒトの顔と名まえがわからん、仕事の手順を覚えられんっちゅーヤツで。

ワシ「あのう、こういうテストって一所懸命やったらあかんのんちゃいます? ワシ、こんなんフツウやったらぜったい覚えられまへん」
そしたら臨床心理士さん「いや、べつにいまだけがんばって覚えた結果でかまいませんよ」

そのあとが、ようやくお医者さんの診察だった。
先生「これまでのお話はすでに聞いています。ところで、このホニャララという資格はコンビニパートのあいだに取得しているんですよね?」
「はい、そうです。でも、3回目の受験でようやく受かったんです」
「コレって合格率かなり低いでしょ? う~ん、発達障害の可能性もありますね」

ほへえ? 発達障害? そりゃま自分でもむかしからナントカ障害はあるやろって思てたけど、ふうん、そうかあ。ちなみにホニャララっつー資格はなんの役にも立たへんクソ資格だ。

先生は、認知症全般についてわかりやすく説明してくれたけど、すんません、かなり忘れた。
まあ、記憶力低下といってもいろんな要因があるわけで、たとえば甲状腺機能低下やビタミン不足で起こることもある。そういった要因ならおぎなえば「治る」。

もちろん、一般的な認知症として、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症をあげてくれた。

でも、なんとなーく、先生は「発達障害」をオススメしてる感じだった。
「対人の仕事はダメでも、パソコンはできるんでしょ?」
「はあ、まあゆっくりならですけんど。それもむかしほどできません」
「可逆性の病気でもなく、認知症でもなかったら、発達障害を検討することになりますね。少なくとも心理テストの結果から認知症は考えられません」

ふうん、とすると、若いときは力づくで「対人がらみの仕事」もかろうじてできてたけど、トシ取ったらソレができんようになって、馬脚をあらわしたっつーことかねえ。
いまさらこげなババアをいじくってなにをどう「発達」させるんやっ?!

ただし、やっぱり脳ミソの検査をひと通りやってからのハナシで、今日はまずMRIの検査を受けた。
アレって現代音楽みたいでおもろいね。そう、けっこう楽しいなあって聞いてたら、知らんうちにぐっすり寝とった。昨夜寝不足じゃけえのう。

終わったら検査担当のヒトに起こされた。ふう、よく寝ていい気分!

で、そのあと法務局へ行って、例のマンションの「住所変更登記申請」をしてきたよ。はあ、メンドーでずっとしとらんかったんで。印紙代5,000円もかかってガックリ。
たぶんなんか不備とかありそう。あったら電話がかかってくるらしい。2~3日はビクビクしとかなあかんねえ。

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