「自分を売ること」を真剣に考えてみる

いまのパート先は、たまたま「こんなに仕事ができないババアでもよろしい」ということで雇ってくれた。まあ、人手不足で困っていたからだよね。

ええと、この前のパートは去年の秋にクビになった。ワシはどこに勤めても「仕事ができへん、使えない、遅い、まちがえる」と苦情ばかり言われてきたが、あからさまにクビにされたのはソコの会社がはじめてだった。

ふつうあんまりクビにならないよな? 遅刻や欠勤が多いとかはともかく、いちおう定時より30分早く出勤して、とりあえず備忘録も作って覚える姿勢を見せ、サービス労働も進んでやってたら、まあクビにならんと思ってたけど甘かった。

しかし、会社としては「ココまで仕事ができないのは困る」ということで、1ヵ月以上の猶予をもらい退職することになった。そのクビ宣告の場で「だいじょうぶですか? 病院行ってますか?」と心配された。うおっ!そっかー、認知症心配されとるんかー、すげーなー。



あわてて精神病院のもの忘れ外来を受診したら、アタマのMRIでは「年齢相当より脳ミソ縮んでる」らしい。しかし、その後臨床心理士による心理検査(合計4時間ほど)の結果、IQ(知能指数)がアレだとわかった。アレなヒトは「ハロワの求人とかダメ」らしい。

精神科医の先生「専門職、研究職についてください」という。ワシ「いまから?」先生「そうです」 結局、認知症でもないとわかり診療は打ち切られた。まあ、ピアノの研究には励むつもりだけど、メシの種ぇー、どーすんじゃー、ハロワぐらいしか探しようがおまへん。だから、ハロワで見つけたいまのパートに行ってるんだよね。

ところが、先日の公開カウンセリングの最中、ワシの職業についてもチラッと触れられた。ワシ「いまのパート、まだ2ヵ月で慣れなくてしんどくて。ドコも長つづきしなくて。この前はクビになったし」とポツポツ話したら、カウンセラー先生がちょっとあきれたような表情をされた。

ああっ! そうだろーなー、先生のブログ読んでたらだいたいわかるけど、先生のクライアントさんってみんな高学歴でりっぱな職業のヒトばっかりのようだもん。会社経営者も多い。そ、そんなところにワシみたいな下流老人がなぜ出現するっ?!



考えたら、18才のときからずーっと最低賃金以下で働いている。「以下」というにはサービス労働が多いトコね。いっちゃんたくさんやった仕事は宛名書きだなあ。そのつぎがシュレッダーかな。ゴミの仕分けとか。ゴム印押しもかなりやった。

なんかねえ、「積み重ねて経験になる仕事」とか「自分の成長につながる仕事」とかやったことがなくてね。自分でも恥ずかしいなあと思ってたから、ま、カウンセラー先生にあきれられて、うん、そのとおり、一回だれかにバシッとやられたかったからスッキリした。

で、その公開カウンセリングの過程でも示されたけど、「これからちゃんと自分にふさわしい職業につきましょう」ということだった。そうそう、生まれ持った「個性と才能」をちゃんと表に出して使っていこうってこと。

いまからっ?!
そう、いまから。

なので、これからカウンセラーになる勉強をはじめる。

ところで「カウンセラーに向いているかどうか?」はだれが決めることだろう? それは、だ。まず「自分」だよね。自分自身で「おう、向いとるわ、天職や、だからお客さんにええもん提供できるわ」って思わないといい仕事できないよね。

べつにカウンセラーにかぎらずどんな職でもそうだろうなあ。で、何才からでもどんな仕事をはじめてもちっともかまわない。やりたい仕事やって、「自分を売る」って夢を描いてかまわないんだよね。

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