「働きたくないんじゃーっ!」と叫びつづけた一日

そりゃもうつねづね思っていることなんだけど、ワシは働くことが大キラいでね。いっちゃんさいしょに働いたのは高校生のときか。それがつまらなかったね。郵便局で年賀状の仕分けをするバイトだったけどイヤでたまらなかったな。それにバイト代もぜんぶ親に渡さないといけなかったしね。

高校卒業したあとは、親が決めた会社に就職した。そこもつまんなかったなあ。まあそこの会社はわりかし長い間勤めてたから、「自分をゴマかす」っていうワザを使っていた。自分のホントの気もちをもう感じないようにしてたね。そうでないとさ、やってられなくて。だから「仕事おもろいやん」なんて思ってた時期もあったね。

でもホントはそうじゃなかった。ホントはまったく興味もなかったしぜんぜんやりたくなかった。そういう自分のホントの気もちをあまりにも封印してしまったらさ、ある日突然会社に行けなくなっちゃったね。ホントは大キラいだと気がついたらどうしても出勤できなくなったな。

その後しばらく引きこもりやってて、それからぼちぼちパートに行ったりやめたりその繰り返しで来たかな。だけどいったん「コレはイヤだ」と実感できるようになると、もうゴマカシがきかなくなった。だからパート行っててもさ、ああイヤだなって思ったらさっさとやめてきたね。



今日はカウンセリングの自主トレーニングをZoomでやった。受講生Aさんとふたりで交互にカウンセリングをした。これまでの自主トレは30分間しかやってこなかったけれども、今日は「1時間はやりたいね」とどちらともなく言い出した。少しだけ慣れてくると、30分ではちっとも深まらないことに気づいたね。

Aさんはもうすっかり傾聴の技術をマスターしていた。なので、ワシが相談者役のときは、ああ何を話してもいいんだなあと安心して、Aさんにすっかり甘え切って、「働くことがものすごくイヤなんだー」と言いつづけた。

結局カウンセリングの時間は1時間20分になって、その大半ワシは働きたくないんじゃーっ!とおもくそ本音をブチまけとった。さすがにここまでだれかにグチをこぼした経験はなくて、ふぉおおお、言いたいこと言えたなあと満足した。

まだ二十代のAさんが、ワシみてえなババアがいまだに働きたくねーと駄々をコネているのをどう感じているのかなあ?と思って尋ねてみたが、Aさんは「そのヒトの年齢は関係ないと思っています。過去は関係なくて、いまの春子さんと向き合ってみたいだけです」と言ってくれた。若いのにすばらしいなあ。



ちなみにAさんは働くことが好きだという。へ?なんで? そしたら「社会に貢献したいから」というような意味合いのことを言われた。ワシ「だったら100億円の資産があっても働くの?」「はい、そうです」

そっかー、そういう考えのヒトもいるんだなあ。それはもうひとりひとり何を考えても自由なんだけど、なるほどね、働くっていうことを「生活費を得る手段」ではなくて、「貢献するということがやりたくて働く」という意思を持っているヒトもいるんだなあと感服した。そしてそれはAさんにとてもぴったりだと思った。そういう誠実さがお人柄としてにじみ出ているんだよね。

そういうヒトに出会えたっていうことはうれしいな。自分とは価値観がまったくちがうヒトとこうして話ができるのってとても新鮮だ。

ワシは、1時間以上も「働くのがイヤだー」とうだうだグチをコボしつづけていたが、でも働かないと生きていけない。このシステムの中に存在しているかぎりなんとか仕事をしないといけない。とまあ、ちょっとは思ったかね。



飯のタネとして働くことのメリットってなんだろう?

Aさんに話を聴いてもらっているうちにふと思いついたのは、「だれかと出会える」ということかな。いまのパート先でもいろんなヒトに出合っているよね。

そして、将来はカウンセラーとして起業したいから、いまこうしてカウンセラー養成講座に通い、おおぜいの受講生のヒトたちと出会っている。講座をサポートする認定カウンセラーのヒトたちもたくさんいる。

ワシにとって「だれかと出会う」ということは、そのヒトの魅力に触れて感動できることだね。それはすなおに楽しいことだけどね。

ただ、ワシがダントツに好きなのは「山」なんだよね。自然のなかにいることがいっちゃん自分らしいんだよ。けれども、あまりにも自然からじゃぶじゃぶしあわせをもらいすぎるとそれだけで完結しちゃうんだよね。「自分と自然」だけでおしまいっス。もう他人は不要なんだよ。



それがね、どないやねん?って感じるんだよな。

それに幸か不幸かピアノがおもしろすぎる。やめらんない。スキあらばピアノ弾いちまう。ピアノこそは、いまではもう独学なんかサラサラ考えられなくて、もはやレッスンという底なし沼から抜け出せない。これもピアノの先生が魅力的すぎるからでね。

なんだかんだで、結局ヒトの魅力にあらがえなくて山から降りてきたみたいな感じかね。ホントは一生山だけで済むはずだったのにね。

だとすると、将来カウンセラーになったときに、ワシが「与えてもらえるモノ」っていうのは、たぶんきっと「相談者さんの魅力」ということになるんだろうな。

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