「ダメンズコレクター」(=妹)はどうしたらしあわせになれるのか?|その2

妹から、たまにすごい長文メールが来る。内容はいつも同じ。そのときに付き合っている男からヒドい扱いを受けていて、そのことを詳細に綴っている。

つらいからそうやってメールを寄こしてくるんだと思うけど、妹自身は「つらい」とか「悲しい」という感情が鈍磨している。そういうことを感じないようにして、まだまだずっと付き合いたいというのがいつものパターンだ。

妹は10代のころから、ずっと男関係でもめつづけてきた。これまで何人と付き合ってきたんだろう? あまり多すぎてもうわからない。在庫が切れるとアプリで仕入れるみたいだが、このごろはものすごく回転が早い。

お金も巻き上げられている。たしかこれまでに3軒の家を他人に買ってやっている。別れた男の両親に一軒家を買ってあげたり、他人の住宅ローンを延々払いつづけていたりとか。数百万程度ならあちこちに貸している。もちろんどこからも返済はない。



男以外でも、不動産屋にだまされて1000万なくなったとか、会社の給料不払い数百万とか、たぶん合計したら「億」単位でお金を失っている。自分はずっと賃貸住まいだ。まれにメールで「いま現金が2万しかない」とかなげいている。

昨日の電話で、私ははじめて「傾聴モード」で妹の話を聴いてみた。私自身はなにも判断しない。アドバイスもしない。ただ妹を信頼して、妹の気もちに寄り添う。

ひたすら聴いていると、なるほど、私が持っている先入観にも気づかされた。私としては勝手に「ずっと同じパターンでしょ? ダメンズばっかりわざわざ選んでつきあって、いい加減『まずマトモなヒトを探す』ことに気がついたらいいのに」と思っていた。

けれども、それはまちがいだった。妹はいつも「いま現在付き合っているヒト」にしか関心がない。過去の男のことはもうほとんど忘れている。そして「誠実な男性」を探す気もない。「好きになった男性」としか付き合いたくないのだ。「結婚アプリ」なんかガツガツしていて見たくもないという。

よく考えてみれば、そのほうがまっとうだ。たいそうりっぱな恋愛根性だ。相手の性格も収入も未婚か既婚かもなにひとつ興味がなくて、ただ「自分が惚れてるかどうか?」が判断基準だなんてすばらしいことじゃないか!



そして妹は「刺激が欲しい」という。「だから自分の固定観念を壊してくれる男性がいいの。親から押し付けられた固定観念を自分では打ち破れない。それをだれかに壊してほしい」

そうか、やっぱり「刺激」を求めているのか! それはね、カウンセラーN先生がつねづね言っているからよくわかる。N先生のところへは、ダメンズコレクターの女性が大挙して押し寄せてきているが、そういう女性たちにN先生「だからね、あなたたちは刺激が欲しいんですよ。ふつうのいいヒトだとすぐ退屈するんですよね。で、わざわざ『ようそんなオトコ、見つけてきたね』っていうヤツばかり拾ってくるんですよね」

なので、妹は「好きだからやっている苦労」でもあるのだ。なにかしらメリットがあるからこそ、つづけている行為なのだ。それに対して、私がどうこう言えることはなにもない。妹から意見を求められたら答えてみたりはするけど、そもそも妹から質問されることはほとんどない。

ただふと私に降りてきた思いは「そこまでだれかを好きになれるって、愛にあふれたヒトなんだよねえ」ということ。ハタから見れば問題に思えることであっても、「大好き」が原動力でやっているのだから、ああだったらそういう人生もいいもんだよね。

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